出会いと選択が人生にもう一つの道を開く
名門高校生と盲目の退役軍人との心の交流を通して、人生の分岐点に立たされた人々の心情を描いた感動ドラマ
ストーリー:名門ハイスクールに通う奨学生チャーリー(クリス・オドネル)は、アルバイトで目の不自由な退役軍人フランク(アル・パチーノ)の世話を引き受けた。翌朝、校長の愛車がペンキまみれにされるという事件が起き、犯人を目撃した彼は、校長に呼び出される。犯人を明かさなければ退学だが、犯人を密告した場合ハーバード大学への奨学金も約束すると言われたチャーリー。悩みながらフランクを訪ねた彼は、有無を言わさずその足でニューヨークへの旅に同行させられるが・・・。
出演:アル・パチーノ、クリス・オドネル、ジェームズ・レブホーン、ガブリエル・アンウォー、フィリップ・シーモア・ホフマン、ニコラス・サドラー、ブラッドリー・ウィットフォード
★★★★★ アル・パチーノ…アカデミー主演男優賞受賞
素晴らしい映画です。アル・パチーノの壮絶な演技が素晴らしい。人間の弱さ、強さを実感いたしました。長年 心を閉ざしていた退役軍人スレード・・・一人の青年と出会い再び心を開いていく。大切な友人が岐路に立たされていると知った スレード大佐。青年チャーリーの為に・・・この映画はほんといい映画です。タンゴは踊り続けるもの…やり続けるもの。映画の素晴らしさがわかる作品である。
★★★★★ お勧めします!『良い映画を観たなぁ…』と思えます!
この映画でのアル・パチーノの演技はとても見応えがあり、盲人役を演じるために数ヵ月間、施設へ通い、盲人の方の仕草や歩き方、特に目の動きを徹底的に観察したそうで、劇中、終始、瞳や目線を動かさず、極端に瞬きもせずに演技する姿は本当の盲人みたいです。そんなパチーノの演技の中でも圧巻なのは、盲目であるがゆえの悲しみや苦しみ、孤独や淋しさを、声を枯らして涙混じりに訴える場面で、その渾身の演技は、観る者の心を打つ凄まじい迫力があります。また、正しい行いをする事の難しさと尊さを、時に烈火のごとく激しく、時に静かに愛情を込めて語る場面は、『感動』と言う言葉では言い表せないくらい心に熱く響き、ラストは思わず笑みが溢れるような優しい余韻に浸れます。というわけで、この映画で第65回アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優アル・パチーノの最高の演技で観た人の心に熱く響く本作品は、人が生きて行く上で忘れてはいけない大切な事を、改めて気づかせてくれると共に、観終わった後、『良い映画を観たなぁ・・・』と、心から思える素晴らしい映画だと思います。このレビューを読んで下さって、観てみようかな?と、思われましたら、お時間のある時に、是非、ご鑑賞してみて下さい。感動で胸高まり、温かな余韻に浸れる映画です。お勧めします。
★★★★★ 名優の名演技!文句なしの一作
長年「オスカーの七不思議」のひとつに挙げられた「アル・パチーノの無冠」というのがあったけど、それを突き崩した作品。個人的な感想だけど・・・ホント、穫れないの、頭に来てたんだろうなあ。「これなら穫れる」とばかりに、今まで頭に来た分、すべて演技に込めている感じ。それだけスゴい演技。盲目の人間の動き等、本当に研究したんだろうな。最初にクリス・オドネル演じる高校生と面接した時の、ウィスキーのグラスの扱いに注目して欲しい。そしてまた、若い女性とタンゴを踊るシーンは、映画史上に残る名場面、美しいシーンだと思う。ガブリエル・アンウォーの初々しさといったら!円熟したアル・パチーノと対照的なその初々しさは、アル・パチーノの演技を引き立て、また己の初々しさも引き立てあう。いや、もう何も文句がつけられません。ただ、ただ、拍手です。テンポもよく「オスカー受賞作品」というと、ありがちな重さがない。多分演技がすごいからだろうけど、あっという間に見てしまった。最後になったがクリス・オドネルの魅力的な演技にも触れておきたい。若者が持つ迷い、戸惑いを素直に淡々と演じている。だけど、アル・パチーノの演技を受けて、見劣りしないのだ。全体を通して、アル・パチーノとこの若い俳優の初々しさが、いいコントラストとなってストーリーを盛り上げている。文句なし、名作。
★★★★☆ 生き方が下手でも変われるのかな
感謝祭の食事シーンで大泣き。兄への想い、そして兄(此方も素晴らしい俳優さん)。最後のシーンも痛快。昔興味なくて、観て良かった。他者への配慮とか、人として。好きな映画のひとつになりました。
★★★★☆ アルパチーノの演技が素晴らしい
アルパチーノ演じる元軍人のフランク。芯の通った信念を持ちながら、どこか寂しさや人生への虚しさを持っている。その寂しさと虚しさを埋めるのがチャーリーであり、フランクはその信念でチャーリーを救う。2人の関係が進歩していく様が見ていて好感を持てる。原題の「SCENT OF WOMAN」は直訳すると「女性の香り」。主人公は年老いていながらも、女性を追い続けることを生きがいにしており、男の憧れだと思う。
作品の詳細
作品名:セント・オブ・ウーマン/夢の香り |
原作名:Scent of a Woman |
監督:マーティン・ブレスト |
脚本:ボー・ゴールドマン |
公開:アメリカ 1992年12月23日、日本 1993年4月29日 |
上映時間:157分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3100万ドル |
興行収入:1億3400万ドル |
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