アクション

カラーズ 天使の消えた街

構成員7万、年間400件の殺人事件を引き起こした実在のストリート・ギャング団の抗争を暴く衝撃作!

ストーリー:1980年代、ロサンゼルス地区には600のストリート・ギャング団が存在し、7万人の構成員が機関銃や散弾銃を武器に傍若無人な抗争を繰り広げていた。ロサンゼルス警察で特別編成されたギャング対策班CRASHに配属されたマクガバン(ショーン・ペン)は、ギャングと対話しようとする同僚のベテラン警官ホッジス(ロバート・デュヴァル)のやり方が気に入らない。ある日、ホッジスの情報屋をめぐってギャング同士の壮絶な銃撃戦が勃発した・・・。

出演:ショーン・ペン、ロバート・デュヴァル、マリア・コンチータ・アロンゾ、ランディ・ブルックス、ドン・チードル、ヘラルド・メヒア、グレン・プラマー、レオン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ BLOODS&CRIPS

赤のブラッズ、青のクリップスといった2大ギャングの抗争と、それを鎮圧しようというLA市警の物語です。殺人というものが日常にあるといったギャングの生活が描かれています。そういうものの恐ろしさ、命の大切さ等について、色々と考えることのできる映画だと思います。

★★★★★ 再現された80年代のストリート・オブ・LA

カラーズのDVDということで購入しました。物語は、ロサンゼルス市警察のストリートギャング特捜班「C.R.A.S.H.」に所属する二人の捜査員の活動や、ストリートギャング同士の争いを描いたものです。基本的には「バディムービー」と言われる警察官コンビが活躍する筋が土台にありますが、単なるバディムービーではないのは実際の社会背景を基に作られており、またギャングの風習なども再現されている点ですね。登場人物は皆、LAのストリートで命懸けで生きています。ギャングは貧しさがあり、また他に生き方を知らない為に血で血を洗うストリートの世界に身を投じます。主役となる二人の警察官は、街の安全を守るために暴力を厭わないギャングに立ち向かい、こちらはこちらで命懸けの任務に身を投じます。ギャングは悪いことはしているが、同時に貧しく弱い立場の人たちが生きる為の手段ともなっています。そのギャングに思い入れをすると警察官の横暴と言う側面が見られ、特にショーン・ペン演じる若き巡査・ダニーは暴走しがちなので尚更そう見えますが、彼らだって限られた予算の中から貰う給料で自分の命をかけているわけです。善良な市民が泣くことが少しでもなくなるように。弱い者同士が殺し合い、その殺し合いを取り締まる為に死を覚悟しなければならない警察官。「こんな社会に誰がした」という気持ちが沸き起こります。主役の二人のキャラクターはバディの王道で、熟練したボブと血気盛んな若いダニー。ボブはギャングメンバーとも信頼関係を築こうとし、機会さえあれば彼らを更正させて善良な市民にしてやろうと思い毎日働いています。一方でダニーは、「ギャングメンバーなんて片っ端から捕まえてやる」「奴らを叩きのめしてやる」という気持ちが先立ち、時に攻撃的な行為でギャングやギャングに憧れる若者を不当に傷つけます。コテコテのキャラとは言えますが、この二人のキャラクターを通してLAの姿が浮かび上がってきます。これは単なる警察映画や犯罪物語ではなく、ロサンゼルスのある側面をなるべくリアルに切り取ろうとした作品です。今でもLAにはストリートギャングが沢山おり、ロス市警は刑事部や科捜研などを抱える特別任務局に「ギャング・麻薬対策部」を設置して捜査に当たっています。ギャングと麻薬が一緒になっているのは、ギャング犯罪が麻薬犯罪と密接に繋がっているのが理由。80年代とはまた異なる様相があるにしても、カラーズの世界は決して過去の物語ではありません。そういった視点でこの映画を見ると、より興味深く見られるのではと思います。

★☆☆☆☆ 求めていたものとは違った。

内容にリアリティを感じづらかった。

作品の詳細

作品名:カラーズ 天使の消えた街
原作名:Colors
監督:デニス・ホッパー
脚本:マイケル・シファー
公開:アメリカ 1988年4月15日、日本 1988年10月8日
上映時間:120分
制作国:アメリカ
製作費:1000万ドル
興行収入:4600万ドル
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