それはただの嵐ではなかった・・・
沖合いで嵐に遭遇した漁師たちの運命を描いたパニックアクション
ストーリー:1991年10月、マサチューセッツ州の港町グロースターを、「アンドレア・ゲイル」号が出航しようとしていた。船長のビリーは海の男としてのプライドをこの漁に賭けていた。愛する恋人クリスティーナのために海に出たボビーや、他のクルー達にとってもこの漁はそれぞれの誇りや夢を賭けた、決して後戻りのできない航海だった。しかしその時、彼らはまだ知らなかった。彼らの行く手には、誰も遭遇したことのない、すさまじい大嵐“パーフェクト ストーム”との想像を絶する死闘が待ち受けていることを・・・。
出演:ジョージ・クルーニー、マーク・ウォールバーグ、ジョン・C・ライリー、ウィリアム・フィクナー、ダイアン・レイン、ジョン・ホークス、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、カレン・アレン
★★★★★ すさまじい
圧倒的な迫力。愛着を持って見てしまう人物描写。私はこの映画好きです。ただ何度も見たいとは思いません。胸が苦しくなるので。
★★★★★ 台風の勉強になった
小型船舶免許を取ったので勉強のつもりで見た。実際はこんな暴風と大波に遇わないようにするのが船長の役目だが、それはそれとして、作品としてよくできている。
★★★★★ 大好きな作品です(ややネタバレ注意)
ストーリーは漁船が遭難する顛末を描いた単純な物なのだけど、見せ方が凄い作品です。不漁が続き、一発逆転を思い描いて危険な海域に出て大漁までは良かった。ところが製氷機の故障、無線のトラブル、かつてない大嵐と不運がまとめて襲い掛かり、これでもかと襲ってくる嵐に必死に抵抗する男たち。やることなすこと全てが裏目に出てしまい、これほどの不運が重なっても最後まで諦めずに生きようとする姿を見事に描ききってます。命の危険があるとしても、生活のため嵐が去ってから獲物を持たずに帰港することも出来ない漁師達が海に飲み込まれていく様は何度見ても心が震えます。製氷機さえ壊れていなければ、と思うと彼らが可哀想です。映像も素晴らしく、荒れ狂う大波の描写は自然の恐ろしさを実感させます。また、沿岸警備隊の救助ヘリの命がけの救助シーンなど、漁師以外の男の逞しさや仲間を助けるために再び海に飛び降りる隊長など見ていて緊張と感動があります。レビューの中に、無謀で無能な船長と書かれているものがありますが、漁師は言われたことだけやればいいサラリーマンのように安穏としていられない大変な仕事です。だから大漁だと一気に大金を掴めるわけですが、危険から逃げているだけでは生活が出来ない。誰でも出来る仕事ではないのです。今もこういった危険な漁に出て私たちに食料を提供してくれる漁師達に敬意を持ちながら見て欲しい作品です。
★★★★☆ 厳しい海で生きる荒くれ男たちの挑戦の物語
厳しい海で生きる荒くれ男たちの挑戦の物語かなあ。荒れる海の映像は大迫力です。終盤はずっと荒れ狂う海のシーンなので、見ているだけで少し酔いそうでした。ストーリーというか人間ドラマも、十分描けていると私は思いました。久しぶりに映画を見て泣きました。パニック物によくある、誰かの愚かな行動で事態が悪化するというエピソードは少なかったです。そもそも船長と乗組員が無茶な選択をしたのが愚かと言えるかもしれませんが、そうせざるを得なかった理由は前半部分で十分伝わってきたので、興覚めはしません。仲の悪い乗組員がいたので、きっとこの二人がトラブルを起こして事態を悪化させるんだろうなと思っていたら、それもありませんでした。乗組員たちのキャラクターも面白く、もう無理だろうと思うようなシーンでもみんな生き延びていたので、ここまできたら全員どうにか助かって欲しいと思うほどでした。最後の最後までは、大丈夫なのかなとほっとしていたのですが・・・。最後はひどくあっけなく、自然の中での人間の無力さを見せつけられる思いがしました。悪人はおらず(敢えて言うならケチな船主さんか。製氷機さえ壊れなければ…)、誰もがそれぞれに最善を尽くした。けれども不運が続き、ついにはパーフェクトストームという最大の禍に見舞われてしまった。そのもの悲しさが胸に迫ります。救助隊の皆さんがものすごくかっこよくて、痺れました。
★★★☆☆ 迫力より悲しさ
一番の売り物は、嵐のシーンの特撮部分なのでしょうが、それよりも、登場人物たちが、結局皆死んでしまう、その悲しさが印象に残ります。あまりに悲しい最後なので、また見たいとは思わないです。沿岸警備隊はメチャクチャかっこよいです。
★★★☆☆ ドキュメンタリー映画みたい
実話だけあって話は真実味があるし嵐のCGも本物っぽくってすごい!が・・・いささかドラマ性に欠ける。まるでドキュメンタリー番組を見てるみたい。船長のドラマも、ほとんどないし相棒に、ちょっとだけあるけど、これだけ?って感じ。漁船の他に救助ヘリの話も一緒に進行するんですがこっちのほうが、はらはらする。もう、すごいかっこいいよ、救助隊員!それに比べて漁師たちって、ばかっぽくって・・・(^^;)船長役のジョージ・クルーニーは、ひげ面で汚くて、海が生きがいの不器用な男!って感じではまってました。
作品の詳細
作品名:パーフェクト ストーム |
原作名:The Perfect Storm |
監督:ウォルフガング・ペーターゼン |
脚本:ビル・ウィットリフ、ボー・ゴールドマン |
原作:セバスチャン・ユンガー『パーフェクトストーム -史上最悪の暴風に消えた漁船の運命』 |
公開:アメリカ 2000年6月30日、日本 2000年7月29日 |
上映時間:130分 |
制作国:アメリカ、ドイツ |
製作費:1億4000万ドル |
興行収入:3億2800万ドル |
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