会社の未来のため、自分の未来が断たれた男たち。本当に大切なことに気づいた時、世界は変わり始める・・・
ストーリー:コングロマリットのGTXは、不況のせいで株価が落ち、大株主に会社を買収されないように、株価をあげる策を練る。その結果大幅なリストラを行い、株価の上昇をはかることになる。GTXのセールスマネージャーであるボビー(ベン・アフレック)は、12年も会社に尽くしてきたにも関わらず、リストラの対象になってしまう。たたき上げの年配社員、フィル(クリス・クーパー)も同じくリストラの対象に。社長の右腕で人格者の、ジーン(トミー・リー・ジョーンズ)は、何とか社員のリストラを止め、会社を立て直す方法を考えようとするが、自分もリストラされてしまい呆然とする。妻と子供2人の家庭をもつボビーだが、買ったばかりのポルシェや家を手放すつもりはなく、生活のサイズダウンを受け入れることができない。大工である義理の兄(ケヴィン・コスナー)に、現場に来るように誘われてもプライドが邪魔をして、なかなか出向くことができない。しかし働いていないことの負い目やストレスから、次第に家族にあたってしまう。仕事がすべてと思っていたボビー。そんな挫折を味わう夫を支える妻と子供たち。周囲の人々に支えられ、ボビーは一人の人間として徐々に本当に大切なことに気づいてく・・・。
出演:ベン・アフレック、トミー・リー・ジョーンズ、ケビン・コスナー、ローズマリー・デウィット、マリア・ベロ、クレイグ・T・ネルソン、イーモン・ウォーカー、ダナ・エスケルソン、パトリシア・カレンバー、キャディー・ハフマン、クリス・クーパー
★★★★★ 何か忘れていた事を思い返させてくれる
仕事に疲れた、仕事を辞めたい・・・そんな誰にでも訪れるであろう、人生の浮き沈みの「沈み」から始まる「再起」のお話。そもそも「働く」とは何なのか?そもそも「自分」とは何だったのか?そんな事を考え直してしまう作品です。名優達の自然かつ深みのある演技は、安心感と共感を誘います。社会の縛りや、プレッシャーに疲れてしまった人に前向きな気持ちと、勇気をくれる素晴らしい作品です。
★★★★☆ アメリカ人らしい作品です
再起する場所を元々のスタートした地点に置く。アメリカ人が考えそうな安易なストーリーです。でも内容は良かった。会社から段ボールを幾つも持って出て行く。アメリカでは珍しくもない光景ですが、リストラされた人々の惨めな思いやプライドが崩れて行くプロセス、それを支える家族の思いが、リアルな視点で描かれています。そう言った経験をした事のない人にはこの作品は創れないでしょうし、理解できないでしょう。「最悪、解雇されるだけ」の精神に立った人間は、最も強い気持ちで働けるだろうと思いました。
作品の詳細
作品名:カンパニー・メン |
原作名:The Company Men |
監督:ジョン・ウェルズ |
脚本:ジョン・ウェルズ |
公開:アメリカ 2011年1月21日、日本 2011年9月23日 |
上映時間:113分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1500万ドル |
興行収入:810万ドル |
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