ラブ・ロマンス

恋はデジャ・ブ

寝ても覚めても明日にならない。どーすりゃボクに明日がくるの?

取材のために訪れた町で何度も何度も“今日”を体験し、寝ても覚めても明日にならない男の様を描いたタイムラビリンス・ムービー

ストーリー:高慢で自己中心的なTVの人気予報官フィル(ビル・マーレイ)は、“聖燭節”の取材のためペンシルバニア州パンクスタウニーを訪れる。無事に取材を済ませたフィルであったが、吹雪が町を直撃し、足止めを喰ってしまう。しかし、その翌朝フィルが目覚めてみると昨日と同じ“聖燭節”のお祭が行われ、その翌日も・・・。タイムラビリンスに迷い込んだ事に気付いたフィルであったが、逆にこれを利用し魅力的な女性プロデューサー、リタ(アンディ・マクダウェル)を口説く事を思いつく。日に日に上達するフィルの口説きのテクニックに、はたしてリタは?

出演:ビル・マーレイ、アンディ・マクダウェル、クリス・エリオット、スティーヴン・トボロウスキー、ブライアン・ドイル=マーレイ、マリス・ジェラティ、アンジェラ・ペイトン、リック・ダコマン、マイケル・シャノン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ マイベスト1

感動した映画を2回以上見ることはありますが。その中でも、定期的に見直したいと思う映画ってそうありません。一度っきりの人生、悩むんでやらずに後悔するのに遅くない。そんな気持ちにさせてくれる大事な宝物です。

★★★★★ 心の持ち方ひとつで、”今日”という一日は変えられる

生ぬるい邦題と時代を感じさせるパッケージのせいで、「よくある恋愛モノ(しかも古臭そう…)」とスルーされてしまいそうですが、”恋愛モノ”というよりは、高慢で自分の殻に閉じこもっていたある男の”成長物語”。同じことを繰り返しているような平凡な日々を…積み上げてきたものが、いとも簡単に崩れてしまうような不条理な運命の日々を、どうやって生きてゆくのか、そのヒントを与えてくれる作品。なんでも、ニーチェの「永遠(劫)回帰」の思想から着想を得た作品だと何かで読みましたが・・・そんなことは知らなくても、いろいろな気づきが得られる作品です。観終わった時の清々しさがクセになって、繰り返し観たくなりました。機会があれば、ぜひ。

★★★★★ ループを繰り返すことでの誰もが思うことの実現とフィルの心の変化を楽しみたい

繰り返されるループの中でフィルは様々なことを行います。それこそ犯罪・女遊び・自殺その中で2月2日という日のすべてを知っていきます。しかし、その中で唯一、実現できないことがあります。繰り返される日々の中でフィルは実現できないただ一つのことを実現するために日々を積み重ねていくことでフィルの人間性の価値の向上がなされます。その変化は作品中でのオークションのシーンでフィルとラリーで比較されることによって描かれています。ただ見てもフィルのループになり精神的に弱っていき追い詰められていく演出が分かりやすく描かれており、ループで繰り返されるシーンを省きながらもフィルが想像もできないほどのループをしていることを分かるように出来ている。ただ漠然と見ても楽しめる、周りの人は変化せずフィルの心だけが変化していく様を追いかけても楽しむことができる。

★★★★☆ 意味とは?

コメディとは?笑いとは?喜びとは。何の変哲も無い時を過ごすことは幸せである。不幸な境遇の人は皆そう言うだろうし、そのとうりだろう。知識として、知ってはいるが今の自分が幸せだなんて、うまく言えない。ニーチェのいう永劫回帰を始めて知ったとき、いいこというなぁぐらいにしか思わなかった。知ったからって上手く生きられるわけでもない。でも、こんなふうに何とか乗り切れていけるタフさをコミカルに描く本作は気持ちよかったし、良い人が好かれる世界は素敵だった。映画にして非常に意味のある作品だと感じた。でも日本タイトルがセンス無いよね。

★★★★☆ 目が覚めると常に今日!自分だけにループする記憶と時間は、本質的な孤独の発明だ!

いつもどおり力の抜けたビル・マーレイの演技は、この作品でも健在であり、どうしてこれ程までに、ビル・マーレイが映っているとどの映画もコメディに見えてしまうのだろうか?と気がついてしまった。確かにそういった一面を断片的に捉えると、こういう邦題になるのかもしれない。しかし実際は端なるコメディでは済まされない深遠なるテーマを軽妙
に、かつテンポよくコメディとしてみごとに昇華した作品である。ある日突然、時間と記憶の中に囚われてしまった男の孤独な人生が繰り広げる世界観が絶望の淵から次第に前向きへと変化してゆく様は見事な展開だといえるし、愛する女性へのアプローチを通して生きる希望を見出す点は秀逸展開で、最終的にはさわやかな感動すら覚える見ごたえのある作品です。人生に疲れたときの一本にどうぞ!

作品の詳細

作品名:恋はデジャ・ブ
原作名:Groundhog Day
監督:ハロルド・ライミス
脚本:ハロルド・ライミス
公開:アメリカ 1993年2月12日、日本 1993年10月23日
上映時間:101分
制作国:アメリカ
製作費:1400万ドル
興行収入:7000万ドル
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