クリスマス・イヴという特別な日に、それぞれの事情で孤独を抱えた人々にささやかな奇跡が訪れるさまを描いた心暖まるアンサンブル劇
ストーリー:バツイチで彼氏もなく、クリスマスイブの予定もない、寂しい中年女性のローズ(スーザン・サランドン)は、同僚に家族パーティに誘われたが、惨めになるばかりだと入院中の母のもとへ。婚約中のニーナ(ペネロペ・クルス)は、嫉妬深い彼とケンカ中。愛しているけど、このまま結婚してもいいのだろうかと悩んでいた。その婚約者マイク(ポール・ウォーカー)は、見知らぬ老人から熱いまなざしで見つめられとまどう。それには驚くべき理由が・・・。
出演:スーザン・サランドン、ペネロペ・クルス、ポール・ウォーカー、アラン・アーキン、マーカス・トーマス、チャズ・パルミンテリ、ジョン・ドーマン、デヴィッド・ジュリアン・ハーシュ、ダニエル・サンジャタ、ロビン・ウィリアムズ
★★★★★ 最初はまとまりが無いようでも
終わりに向かって小さな思いやりや小さな奇跡が表れて、泣けました。夏に見てもいい感じの映画ですね。
★★★★★ 辛口で誠実なファンタジー
クリスマスを迎える人々の人間模様は、映画に多い題材だ。なかでもこれは辛口のほうだろう。登場する人々は皆、心に痛みを抱える者たち。彼らはすれ違い、語り、ぶつかり、涙し、うなだれる。主人公ローズの孤独は深く、近づく人を受け入れられぬほど頑なになっている。父の介護、父の死後はアルツハイマーの母の介護、彼女の人生は、人につくすばかりに、うち過ぎてきたようだ。彼女が見舞う母親の病室には、多くの写真が飾られているものの、クリスマスイブすら人が絶えて淋しく、病のため無表情にたたずむ母親のさまが切ない。その向かいの病室には見舞いの客がひとりも来ない。眠る患者が横たわるベッド以外はなにもないその部屋は際立って寂しさをかもしている。そんなふうに始まるこの作品は、それぞれの痛みと孤独をユーモアを交えながら、さらりと描く。しかし、各々の痛みの核心に近づくにつれ、空気がはりつめてゆく。向かいの病室で出会った男とローズの静かな一夜。彼が、実は意識の戻らぬままベッドに横たわり続ける患者本人だとわかるシーンは、涙を禁じえない。それぞれがイブの夜に、痛みの本当のありかを吐露する相手が、家族でも恋人でも友人でもなく、偶然関わった赤の他人であるのが、彼らの孤独を象徴して切ない。痛みをかかえ、イブの夜をさまよったそれぞれに、小さな奇跡が起きていたことを示唆するクリスマスの朝の穏やかな情景。その奇跡の表現は抑制がきいて、いかにも控えめだ。それゆえに一層心に響く誠実な作品。
★★★★☆ 好きです。
私は、ペネロペが好きなので観ました。とにかくペネロペが美しくて、同じ女性としともみとれてしまってましたが、恋愛モノの映画は沢山観てきた中でも、この作品は好きな一つになりました。至高の愛の物語と言うだけあって、あったかい気持ちになり、私もこんな恋愛したいなぁーと観た後の余韻がまた心地よく私は大好きです。
作品の詳細
作品名:NOEL ノエル |
原作名:Noel |
監督:チャズ・パルミンテリ |
脚本:デヴィッド・ハバード |
公開:アメリカ 2004年9月12日、日本 2005年12月10日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ |
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