ドラマ

ホテル・ニューハンプシャー

人生はおとぎ話。夢は去っていくけれど、それでも人生は続いてゆく

ストーリー: 第2次大戦前夜の1939年。ハーバード大学入学をめざすウィン・ベリー(ボー・ブリッジス)はメイン州アーバスノットのホテルでアルバイト中に同郷のメアリー(リサ・べインズ)と出会い恋におちた。そこはユダヤ人フロイト(ウォーレス・ショーン)と熊の曲芸を売りものにしているホテルだったが、ウィンは、いつしか熊のいるホテルを経営したいと思うようになっていた。メアリーと結婚したウィンは5人の子供の父親になった。祖父アイオワ・ボプ(ウィルフォード・ブリムリー)がフットボールのコーチをしている高校で教師をしていたウィンは、家族全員がいっしょにいられることを理由にホテル経営にのり出した。

出演:ジョディ・フォスター、ロブ・ロウ、ポール・マクレーン、ボー・ブリッジス、ウィルフォード・ブリムリー、ナスターシャ・キンスキー、リサ・ベインズ、ジェニー・ダンダス、セス・グリーン、ウォーレス・ショーン、アマンダ・プラマー、マシュー・モディーン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 不思議なセンチメント

常識では考えられないようなことが、次々と起こります。あらゆる物事は、不幸な方へと転がってゆくので、ことの仔細を挙げれば、まるでワイドショーか、メロドラマのようです。でも、この物語は、ふわふわしているようですが、安っぽくはありません。ある意味、下世話なユーモアたっぷりですが、下品ではありません。文字や言葉にすれば、「愛」という感情は嘘っぽくなります。嘘っぽくならない、ギリギリの線で「愛」を描けば、この物語のように、どこか地に足の着いていない、天上の人びとのおとぎ話のようになるのでしょう。観終わると、たいていの人は泣いてしまいます。でも、その涙の理由がよく分らず、不思議なセンチメントに包まれます。人が、非常に美しいものを見て泣くように、この映画を観て、自分も誰かに愛されていることに気づくからかもしれません。

★★★★☆ 不思議な人生と熊への想い

この映画は原作を読んでから見ることをお勧めします。そうでないと、かつての私のように途中で挫折する可能性が高いです。不思議なストーリですが、映画でしか味わえないおとぎ話。そう考えると、映画に上手く入れ楽しめます。ジョディ・フォスターやナスターシャ・キンスキーの存在感はさすがです。この映画になくてはならないし、いたからこそ名作になったと思います。個人的には、もっと熊への想いを強調して欲しかった気がします。

作品の詳細

作品名:ホテル・ニューハンプシャー
原作名:The Hotel New Hampshire
監督:トニー・リチャードソン
脚本:トニー・リチャードソン
公開:アメリカ 1984年3月9日、日本 1986年7月12日
上映時間:110分
制作国:アメリカ、イギリス、カナダ
製作費:750万ドル
興行収入:510万ドル
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