ドラマ

嵐が丘(1992)

自分を虐げた男と、愛する人を奪った男に復讐するために帰ってきた男の物語を描いた作品

ストーリー:父アーンショーに拾われ、連れてこられたジプシーの子ヒースクリフ(レイフ・ファインズ)は、ヒンドリー(ジェレミー・ノーサム)、キャシー(ジュリエット・ビノシュ)兄妹とともに育てられ、特にキャシーとは兄妹以上に仲がよく、一緒にヒースの荒野を駆け回っていた。しかし父親が死ぬとヒンドリーは、ヒースクリフを虐待するようになる。そしてキャシーも近くのリントン家の兄妹と親しくなり、兄のエドガーと婚約、するとヒースクリフは行き先も告げずに屋敷を出ていってしまう・・・。

キャスト:レイフ・ファインズ、ジュリエット・ビノシュ、ジャネット・マクティア、サイモン・シェパード、ソフィー・ワード、ジェレミー・ノーサム、ジェイソン・リディングトン、ジョナサン・ファース、ジョン・ウッドヴァイン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 見応えあり! 小説の世界にドップリ浸れます

少年少女時代の無垢な愛がねじれて執着に変わっていく様子が主役二人の熱演で見事に体現されていると思いました。ヒースクリフは今風に言えばストーカーですが、アーンショー家に連れて来られてこの家の人間に翻弄され、哀れとも言えます。レイフ・ファインズの端整な顔立ちとシリアスな演技が物語に見事にマッチ。ジュリエット・ビノシュの少女らしさと小悪魔っぽさを併せ持つ感じがヒースクリフにとってのファムファタルであるキャサリンにピッタリ。最後にいきなり見知らぬ若い女性がアップで出てきて「いったい誰!?」って感じで、それが作者のブロンテと言われてもねぇ。そこだけは余計でした。

★★★★★ 素晴らしい作品

評論家の間では評価が低い作品です。しかし幾度か映画化された『嵐が丘』の中で最高傑作だと私は思います!ローレンス・オリヴィエの古いのも、物語の一部しか表現していないのに、本作はほぼ小説の全てを描き切っています。ジュリエット・ビノシュが親娘の2役、、此の点のみ疑問に思いますが、ヒースクリフ役の、レイフ・ファインズの神業的演技が素晴らしく、ローレンス・オリヴィエよりも上手いです(現にレイフ・ファインズは此の作品の演技が評価されてその後の『シンドラーのリスト』等に抜擢され、不動の地位を築きます)舞台となった当時の貧しく神秘的な英国の雰囲気も良く表現出来ており、見て損はしない素晴らしい作品だと思います。

★★★★☆ Be with me always,take any form,drive me mad!

今まで読んできた小説の中で一番好きな作品が、エミリー・ブロンテの『嵐が丘』。有名な作品だけれど映画化には恵まれていなくて、どの作品も個人的に帯に短したすきに長しといった感じで、決定打にかけるものばかり。1992年制作の本作は、原作の1部2部を完全映画化したのが売り。エミリー・ブロンテ自身のナレーションで始まる冒頭、坂本龍一のサントラ、荒涼として美しいムーアの風景、コレジャナイ感じのペニストン岩、原作そのままのヒースクリフの最期など、本作ならではの見所も多い。ヒースクリフ役は本作が劇場映画初主演となるレイフ・ファインズ。淡いグレーの瞳に狂気と情熱を込め、野蛮と繊細さが共存するヒースクリフ像を好演。長い黒髪を振り乱しながら、自分を残して死んでしまったキャスリンを呪うシーンが狂おしくも切ない。とはいえ、原作のエピソードを猛ダッシュでなぞっていくだけの作劇は残念。1時間40分は短かすぎる。3時間あったならいい線いっていたのに。

★★★★☆ 重苦しいけれど、文芸の名作は観ておきたい

嵐が丘の荒涼たる景色や亡霊の出そうな雰囲気が、原作を読んだとき抱いたイメージどおりでした。陰鬱とした重苦しい感じが全編に続きますが、最後まで飽きなかったです。暗闇に浮かぶJビノシュの姿は、絵画を観るようでした。Rファインズのヒースクリフは原作のイメージに合っていました。暗いお話だけど、やっぱり文芸の名作は観ておくべきだと思います。作品にはあまり関係ありませんけど、ジェレミー・ノーサムが若い頃から老け込んだ時まで上手に演じていました。

★★★☆☆ 重さはないかな

原作を読んでいるからかもしれないけど、さくっと話が進んで上手い事ダイジェスト版にした感じ。でもこれをぎっちりやるとどうやっても時間が足りないだろうしこれはこれで楽しめた。ただジュリエット・ビノシュはどちらかといえば好きな女優さんではあるけどこの映画にはなんだかふわふわ感と言うか、いい意味での持ち味の軽さが合ってない印象。最初から所帯臭いんだよね、顔が。おばさん顔と言うか・・・どちらかと言えばネリーのほうが合うんじゃ?他の出演作では素敵な笑顔に見れるのになんだかこの映画だとあほの子に見える。特に治療が終わって久々に家に帰ってきてヒースクリフに会うところと、2年ぶりにヒースクリフが訪ねてきたところ。どうしたどうした・・・と笑ってしまった。そして不思議なのは、英国物の独特の重厚さや雰囲気がこの作品ではなんだかただただ皆体臭すごそうと感じてしまった。他の作品では思った事ないのになんでだろうなあ~なんか臭そう。それだけリアリティがあったということなのか?でも嵐が丘に初めて触れる人には見やすいしいいんじゃないかな。これだけ有名で人気ある原作だと、これが正しい映像化なんて人によって違うから、これはこれでよろしいのではないかと。

★★★☆☆ 原作に忠実に映画化しています。

原作者エミリー・ブロンテ自身が語り手になるというところ以外は原作に忠実な映画化といえると思いますが・・・。106分という上映時間ではやはり無理があるのかヒースクリフを復讐に駆り立てるものやキャシーとの絆のようなものがあまり伝わってこず、ストーリーをなぞっているだけという印象があります。キャシーとの絆という部分、旧作と見比べてみるとW・ワイラー版の方が映画としての巧さが際立ちます。映画初出演となるレイフ・ファインズはまさにヒースクリフのイメージにピッタリで良いです。ただキャシー役のビノシュが妙に浮いていて、どう見てもキャシーというよりはビノシュにしか見えない。無名の英国人女優でも起用した方が良かったのでは。英国にロケした風景と坂本龍一の音楽が美しいです。原作を読んでから観ることをお奨めします。

作品の詳細

作品名:嵐が丘
原作名:Emily Brontë’s Wuthering Heights
監督:ピーター・コズミンスキー
脚本:アン・デヴリン
原作:エミリー・ブロンテ
公開:イギリス 1992年10月16日、日本 1993年7月10日
上映時間:105分
制作国:イギリス
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