ドラマ

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

9.11で最愛の父を失ったオスカーは、父が遺した1本の鍵が合う鍵穴を探す旅に出る

ストーリー:父の最後のメッセージを探して、少年の旅は始まった。”大切な人を失った悲しみ・・・誰にでも必ず訪れるそのことに、人はあまりにも無防備だ。覚悟した別れでも受け入れがたいのに、ましてそれが突然で理不尽な別離だとしたら・・・。オスカーと父は、親子であると同時に親友だった。父は少しばかり繊細で生きることに不器用なオスカーを、その個性を壊さずに導いてくれる頼もしい師でもあった。そんな二人を優しく見守る母親。ところが9.11が最愛の父を奪ってしまう。オスカーは父が遺した一本の鍵に、最後のメッセージが込められていると信じ、鍵穴を探す旅に出る。鍵の入っていた封筒に書かれた文字に従い、ニューヨーク中の“ブラック氏”を訪ね歩くオスカー。やがて謎の老人が同行者となり、いつしかオスカーの辿った軌跡は、人と人とをつなぐ大きく温かい輪になっていく。ついにオスカーは、鍵の真実とめぐり会うのだが・・・。

キャスト:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー、ヴィオラ・デイヴィス、ジョン・グッドマン、ジェフリー・ライト、ゾーイ・コールドウェル

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ ありえないほど心に残る映画

この世界の老若男女には皆、それぞれの人生で話したくない過去、悲しみを抱えている。物語の主人公の少年は父の死について話せない過去があり、自分を傷つけ、責める日々を過ごす。そんな中、父の残した鍵を見つけることで幾人もの知らぬ人と関わることになり、その人達の弱い部分を見たり感じて少年も閉じ込めていた事をさらけ出していく。誰かに話し、懺悔することで許され、弱い自分を受けとめ、克服していく。この物語は9.11の事件が題材ではあるが、少年の成長を色濃く描いた作品。また同時に、様々な愛情を盛り込んでもある。アスペルガー症候群の少年と向き合う父の愛、父を無くした少年に寄り添う祖母や見知らぬ人達の愛、少年を支えたり成長を促せようとする間借り人の不器用な愛。そして、少年が鍵の秘密を探し当てるまで見守り、陰で協力していた母の深い愛。人は悲しみ、怒りという辛い感情は閉じ込めてしまうと余計に辛くなる。うるさいほどに人と感情をぶつけ合うことで気持ちに整理がつき、前を向くことができる。それを気づかせてくれる素晴らしい映画です。

★★★★★ ものすごく泣けた

オスカーと一緒に父の手がかりを探すような感覚。周りの人々も素敵で、観ていて気持ちが温かくなります。終盤、オスカーが告白する場面で涙が止まらなくなりました。結末も明るく、観て良かったなと思える作品です。

★★★★★ 確実に名作です。

他のレビューにもあるように、間借り人が出てきてから物語が加速し始めました。奇跡が起きてハッピーエンドというものではなく、静かで、悲しいけれど素敵な作品でした。ときたま回想として、父親とのなんでもない日常がでており、9.11後の非日常感との比較がでて、オスカーの喪失感が色濃く出ていました。映画の名前もしくはこの表紙は知っている、見たことはあるけれど、映画自体は観たことがないという人は、ぜひ見たほうがいいです。泣けます。私は特に、母親の言葉に感動しました。

★★★★☆ 無垢な少年に大事なことに気づかされる

最後の最後まで明るいエンディングが想像できなくて、ずっと陰鬱な気持ちで、それでも新しい展開に明るい未来を期待しながら見入っていました。外の世界は不条理で、少年が住む世界とは違っていて。玄関のドアを開けるたびに残酷な真実が待っているけれど、少年の世界と交わるたびに少しずつ変化していく。悲しくて、つらくて、それでも勇気を分けてもらえるような。素敵な映画でした。

★★★★☆ 理不尽な死と向かい合う。

9.11がどうというよりも、「理不尽な死」がテーマの映画だと思った。アメリカを襲った理不尽な死の嵐と、残された人々の悲しみと混乱と恐怖と。受け入れきれないソレを表現した映画だった。ドキュメンタリーではなく映画なので、物語として成立していたけど、現実にはそうでもない人たちがたくさんいたんだろうなぁ。こんなにすっきりと終われればまだ幸せで。そういう意味では、アメリカ人にとっては乗り越えるための映画だったのかなぁ、と。昔NYで跡地を見てきたことあるけど。そんときはその景色や都市のものものしさにショックを受けたけど、それは目で見て感じただけで、実際には何も見てなくて、今でも何にも見えてないんだろうな、とあらためて思わされた映画だった。

★★★☆☆ 少年の成長が描かれている作品

父の最後のメッセージを探して旅をする少年。旅を通して得られる経験などが彼を大きくしていく。それがきれいに描かれている作品であった。

★★★☆☆ 少年のピュアな心に感動!

一見、クールな印象を与える主人公の少年の心の奥の繊細な部分がとてもよく描けていると思いました。

作品の詳細

作品名:ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
原作名:Extremely Loud & Incredibly Close
監督:スティーブン・ダルドリー
脚本:エリック・ロス
公開:アメリカ 2011年12月25日、日本 2012年2月18日
上映時間:129分
制作国:アメリカ
製作費:4000万ドル
興行収入:5500万ドル
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