10年ぶりに再会した3人は、1本のテープによって動き出す
ストーリー:麻薬の密売人ヴィンセント(イーサン・ホーク)。映画監督のジョン(ロバート・ショーン・レナード)。そして弁護士のエイミー(ユマ・サーマン)。かつて高校の同級生だった3人は、久々に故郷へ戻り、モーテルの一室で10年ぶりに再会することに。そこでヴィンセントは、昔起きた“ある出来事”についてジョンを問い詰めていく。それは、エイミーにも関係することであり、やがて3人はそれぞれの想いを告白していくが・・・。
出演:イーサン・ホーク、ロバート・ショーン・レナード、ユマ・サーマン
★★★★★ 映画の良さは予算と時間に比例しない。本当は星10個!
6日間という超短い撮影期間と超低予算で製作されたこのあまり注目のされなかった『テープ』は超オススメのメチャクチャ面白い作品なのです!!!(切実)撮影はモーテルの一室だけで行なわれ、登場人物は10年ぶりに再会する女1人と男2人。使用される小道具は、缶ビール/マリファナ/コカイン/電話とテープ&レコーダー のみハイスクールで起きたある日の出来事をめぐって展開される、全く先の読めないストーリーにアッという間に引き込まれてしまい、気が付けばアッという間の87分。事件の心理描写を言葉巧みに表現し、たった3人で交わされる会話と、絶妙なカメラ・ワークだけで1本の映画完成させてしまうなんてスゴすぎるぅ~!!!のです。最近は安易に結末が見えてしまう作品が多いのですが、誰もが学生時代に経験をする“○○”を題材にして、全くと言っていいほど結末が予測不能なこの『テープ』は花◎で超オススメなのです!!!
★★★★★ これこそが“本物”の映画
登場人物3名のみ(Ethan Hawke, Uma Thurman, Robert.S.Leonard )登場場所モーテルの1室のみ。ユマと言うとエキセントリックだったり、一風変わった役が多いけど、この映画の彼女は至って普通のアメリカ人女性、むしろ保守的な田舎の米女性。そんなありきたりな役なのに存在感を出せる彼女は本当に魅力的。他2人の、現実よりもリアルな演技もずば抜けて素晴らしい。これだけシンプルな設定なのに、飽きずにむしろどんどん引き込まれていくのは、演技と脚本(言葉の妙)が突出して素晴らしいからでしょう!
★★★★☆ たかが80分の映画と侮るなかれ!
上映時間が90分もない、しかも出演者は豪華だが、撮影場所はただのモーテルの部屋一室のみ。しかもカメラワークもほぼ固定。まるでお芝居を見ているかのような感じです。頭が悪くとにかく自分の思うように事を運ばせたがる男性と過去にレイプをした?のかはっきりしない男と過去にレイプされた?のかはっきりしない女の3人の物語。話は単純でも内容はかなり濃い。好き嫌いが分かれそうですが、見る価値はあります。これこそ脚本がしっかりしている名作です。
★★★☆☆ 最後にスコーンとやられました。
正直、一回目に見たときは寝てしまいましたよ。でもイーサン・ホーク好きだから再度挑戦!二回目も最初の方は、「いつまでグダグダやってんの」と思いながら見ていました。それがいつのまにかトップリ嵌りこんで、最後に向う脛をスコーンと蹴られた感じ。エンドロール見ながら笑い出していました。デジタル・ビデオカメラの向こうの、リンクレイター監督とイーサン・ホークにニヤリと笑われているようです。ただ、リンクレイター監督が撮りたかった、1つの部屋の中の、限定された80数分の中の三人の人間模様というのは、限りなく「舞台」に近づいていってしまう。出来上がったものは、似て非なるもの、確かに上質のものではあるのだけれど。そこには新しい映画の可能性があるのでしょうが・・・
見終わって、本当に胸に残ったものは脚本と三人の役者の演技力の凄さかもしれません。
★★☆☆☆ う〜〜ん。いまいち。
前半のジョンとヴィンスのやりとりがダラダラしててイライラする。早送りで観てたほど。85分は長すぎる。30分ぐらいに縮めたほうがテンポもよくなって観やすいと思った。
作品の詳細
作品名:テープ |
原作名:Tape |
監督:リチャード・リンクレイター |
脚本:スティーヴン・ベルバー |
公開:アメリカ 2001年11月2日、日本 2003年7月5日 |
上映時間:87分 |
制作国:アメリカ |
製作費:10万ドル |
興行収入:51万ドル |
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