ドラマ

ヘンリー&ジューン

ヘンリーもジューンも愛している・・・そして夫のことも・・・

無名の作家ヘンリー・ミラーと、その妻ジューンを愛してしまう人妻アナイス・ニンの3人の奇妙な関係を、原作のアナイス・ニン自身の著作を基に描いたラブストーリー

ストーリー:1931年、文芸評論家のアナイス(マリア・デ・メディロス)は、夫ヒューゴー(リチャード・E・グラント)の仕事のため、ひと夏をパリで過ごすことになった。勤勉で実直な銀行家の夫に物足りなさを感じていたアナイスは、夫に隠れて楽しむひとときの情事など、彼女の官能の記録を秘密の日記に綴る。そんなある日、夫の友人・オズボーン(ケビン・スペイシー)が知り合いの作家、ヘンリー・ミラー(フレッド・ウォード)を連れてくる。アナイスは、男性的で情熱溢れるヘンリーに惹かれていき、彼の住むスラム街を訪れるが・・・。

出演:マリア・デ・メディロス、フレッド・ウォード、ユマ・サーマン、リチャード・E・グラント、ケヴィン・スペイシー、ジャン=フィリップ・エコフェ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ すごいっ

何がすごいってまずマリアが可愛すぎる。大胆すぎる。魅力的すぎる。あんな生き方に憧れるけど絶対できない。10年くらい前 結婚前に見て強烈な印象を受けて、最近ふと見つけて購入しました。結婚後の今もう一度見直すと女性として彼女のすごさ、美しさ、妖しさ、もろさ、若かった時には気が付かなかったものも見えてきて、さらに印象深く残ります。いい映画だなあ。

★★★★★ 本当にあった***な話

ヘンリー・ミラーもアナイス・ニンも知らない、という人にあえて薦めませんが、実録大河ものを撮らせれば誰にも引けをとらないカウフマンが、若い頃に実際に会った二人に惚れ込んでの映画化なので、かなり気合が入っていることは、確か。圧巻は、アナイスを演じた、デ・メディロス。ヨーロッパ広しといえど、これほどアナイスのイメージそのままの容姿を持ち、体当たりの演技が出来る素材を見つけるのも、難しいだろう。ユマ・サーマン、ケビン・スペイシーといった芸達者にも負けてない。さらに作品に奥行きを与えているのが、当時を代表する実在の写真家・ブラッサイを始め、夜のモンマルトルに出没する怪しい人々。そして監督自ら選曲した、ジョセフィン・ベイカーやエディット・ピアフといった人たちの歌うシャンソンも、欠かせない要素だ。二つの大戦にはさまれた当時のパリの雰囲気が、たっぷり堪能できる。

★★★★★ パリの微熱

ゆるゆるを期待していたら、べつの世界にのめりこんでしまった。ミスキャストがなく、全員が性愛のなんたるかをわかってないと、映画は成り立たなかったろう。覗き部屋、ビアンバー、アパルトマン…モンマルトルの風俗にとっぷり浸かれます。昼夜問わず「プッシーウィロー」を囁やく夫の庇護のもと、「創作活動」にいそしむ妻。出会いで、ミラーがソフト帽を脱ぐシーンのアップは、オスを誇示する重要なシーンである。あのつるぴか(しかも無名で粗野で貧乏)に、開花前のアナイスが蹂躙されるぞっ、と(笑)カウフマン監督はじじむさいが、女性目線がとても上手い。銀行家の邸宅、20〜30年代のレースを用いたリーンドレス、ローブ、自転車での散策、庭のピクニック、コンガやギターとシンクロセックス、カフェオレボウル・・・。ジューンが濡れた髪を拭きながらスカートをめくり、ガーターを見せるシーンがとてもきれい。おそらくミラーとの愛欲を通して、アナイスはジューンを体感していたのだろう。ジューンを望んでも得られないと知るや、幼なじみのエドワルドにまで手を出して諭される。「特殊な快楽だけ求めると、普通の幸福が遠のくよ」身に染みる言葉だ。大女ジューンはアナイスの乳房をいつくしむように囁く。「小さいわ、あなたとても小さいのね」この大小がキモである…女優のアンバランス感がエロチックだ。別れ話が高じるとミラーは「僕たちの友情」を振りかざし、情けなくずるい男だった。狂言回しのような役どころのケビン・スペイシーもよかった。「君たちは君たちの末路を行くがいいさ」ラスト、傷心の妻をピックアップした夫の一人勝ちかしら。

★★★★☆ 美女の競演

ポルトガルの舞台女優マリア主演で話は進む。マリアの自由奔放な性と打算的な計画。ユマ・サーマンのほうが貞操にゆるそうな気がするのだが。ユマの露出は足りないが、二人の女優のからみはなかなかよかった。

作品の詳細

作品名:ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女
原作名:Henry & June
監督:フィリップ・カウフマン
脚本:フィリップ・カウフマン
公開:アメリカ 1990年10月5日、日本 1991年1月5日
上映時間:136分
制作国:アメリカ
興行収入:2300万ドル
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