重役達の陰謀により、大企業の新社長に抜擢された青年が起こす奇跡を描いたファンタジー・ドラマ
ストーリー:舞台は1950年代のニューヨーク。ある大企業の社長が自殺し、腹黒い重役(ポール・ニューマン)は、郵便係の青年バーンズ(ティム・ロビンス)を社長に据え、株価の操作を図ろうとする。しかし、バーンズが考え出したフラフープが大流行となったため、重役の思惑は崩れてしまい、慌てた彼はバーンズの失脚を企てるのだが・・・。
出演:ティム・ロビンス、ジェニファー・ジェイソン・リー、ポール・ニューマン、チャールズ・ダーニング、ジョン・マホーニー、ビル・コッブス、ピーター・ギャラガー、アンナ・ニコル・スミス、ジョン・グッドマン、ブルース・キャンベル、スティーヴ・ブシェミ
★★★★★ 観終わった後も ウキっとした余韻が・・・
何といってもティム ロビンスの若々しさと愛らしさが全開ですよ!見るからに純朴な田舎の青年という感じが良く表現できているし「コイツ本当にアホだろ・・・?」と思わせるセリフ回しなんかも楽しめました。音楽や演出が大袈裟な感じも いかにもって感じで自分は好きでした。また ポール・ニューマンの抑えた演技もシブくて素敵です。クリスマス〜年末にお勧めです!またちょっと落ち込んでる時なんかには持って来いの一本です!!
★★★★★ コーエン兄弟の映画はやっぱり面白いなぁ
主演のティム・ロビンスは,監督としても『デッドマン・ウォーキング』でアカデミーにノミネートされた才人、俳優としても『ショーシャンクの空に』などで光った演技を見せている。この映画では他人の陰謀のためいきなり社長に抜擢される無邪気な青年,子供たちのためにフラフープを発明する。コーエン兄弟の映画はやっぱり面白いなぁ。絵としては何度か出て来る地上45階からの落下シーンが頭に残るが、カタキ役の重役 (ポール・ニューマンが渋い) の執務室の壁に、ビルの表に取り付けられた時計の針が長い影を落としてるシーン、フラフープの工場で色とりどりのフープが機械から吐き出されて来るシーンも素晴らしく美しい。
★★★★☆ コーエン・ブラザーズのファンタジー(!)
デビュー作の『ブラッド・シンプル』から『バーバー』まで、一部のマニアから根強い支持を得てきたものの、決して一般受けはしなかったコーエン・ブラザーズが初めてメジャー作品に挑戦、今までの彼らのタッチとはまったく異なるファンタジーを作り上げた。特に、目を引くのが社長の飛び降り自殺のシーンを始めとするSFXシーンの数々と、’50年代のニューヨークを再現した町の風景。カメラワークがどうした、映像美がどうしたというウンチク抜きで、観る者をアッと言わせ素直に感嘆させてくれる。また、主人公を演じたティム・ロビンスが絶妙。やや力みすぎのポール・ニューマンを横目に、とぼけた味わいのある演技を披露している。恐らく、マニアックなファンからは絵に描いたような勧善懲悪なストーリーや強引なエンディングに不満があるのだろうが、そうでない人にはスレたユーモアの効いた娯楽作として十分に楽しめるだろう。
作品の詳細
作品名:未来は今 |
原作名:The Hudsucker Proxy |
監督:ジョエル・コーエン |
脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン |
公開:アメリカ 1994年3月11日、日本 1995年1月14日 |
上映時間:111分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:280万ドル |
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