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海の上で奮闘する男と、彼を待つ家族世界一周の夢に熱狂する人々を描く感動の実話

家族の愛と小さな町の期待を胸に過酷な単独無寄港世界一周ヨットレースに挑んだ一人の男の海洋冒険ドラマ

ストーリー：1968年、アメリカとロシアが宇宙を目指していた頃、イギリスは海洋冒険ブームに沸いていた。そんな中、ひとりぼっちでヨットに乗って一度も港に寄らず、世界一周を果たすという“ゴールデン・グローブ・レース”が開催され、ビジネスマンのドナルド・クローハースト(コリン・ファース)が名乗りを上げる。アマチュアの果敢な挑戦にスポンサーも現れ、ドナルドは家族の愛を胸に出発する。だが、彼を待っていたのは、厳しい自然と耐え難い孤独だった。さらに、ヨットのあちこちが故障し、日に日に遅れをとる。追い詰められたクローハーストは、嘘の報告をしてしまい、新聞に「新記録だ」と書き立てられ、世界から注目される。クローハーストの真の旅は、そこからが始まりだった・・・。

出演：コリン・ファース、レイチェル・ワイズ、デヴィッド・シューリス、ケン・ストット、ジョナサン・ベイリー、エイドリアン・シラー、オリヴァー・モルトマン、マーク・ゲイティス、サイモン・マクバーニー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★　実話を基にしたという作品。

もしも自分が同じ状況にあったら、、、と思いながら観てたら最後は切なくなりました。

★★★★☆　イギリス文化の典型的作品

イギリスはこのような冒険によって国家を成り立たせてきた背景がある。そして、様々な成功譚、悲劇譚がある。それは海に、山に、秘境に挑戦し、それが国家を豊かにした。そして多くのイギリス人はそれらの後ろにある物語を善悪を超えて評価し、称賛して来たのではないか。この映画は実力のないものが挑戦した悲劇ではあるが、多くのイギリス人はそれを許すだろう。というのは苦闘したことは真実であるからだ。そしてその家族愛は嘘偽りないからである。

★★★★☆　現代は冒険活劇を許容しなくなったんだな

主演の男性が魅力的ですね。明るくて、何にでも挑戦していく。最初は、お金もかかっていそうで、面白そうな海洋冒険映画だと思ったのです。しかし実際は、冒険が始まらない。どうしてこういうものが映画になるのかなあと思って見ていました。思ったのですが、現代は冒険活劇を許容しなくなったのかな。失敗する冒険家、旅にさえ出られない冒険家にこそ親近感を感じるのかもしれない。家族のことを思いつつ、一人孤独にヨットの中で、いかに隠蔽するかを考えている・・・。同じことはオフィスでも起きうることですね。実話ということですが、冒険活劇を見て、少し元気になりたかった、というのが本音です。

★★★☆☆　テーマは男の勇気か愚かさか

素人がヨットレースで世界一周を目指した物語。実話に基づいているというが、事業がうまくいっていなかったとはいえ、無謀にもほどがある男の惨めな物語ではないかと製作側の意図を不思議に思う。愛する妻や子供がいて、危険な旅に出る覚悟があれば、他にも家族を救える手段はあったはずだろう。それでも旅に出たのは、やはり自分の想いに忠実でいたかったからか、それとも愚かなだけなのか。結局、追い詰められるということを描き、それに慈悲や許しをもたらすことの意義を伝えたいのかと結論付けたが、作品があれこれと観る者を考えさせるという意味では、すばらしい文学性に満ちているとも思う。一番の被害者で、一番勇敢だったのは、残された妻と子供達、そして、レースの賞金を遺族に寄付したセーラーマンなのかもしれない。不思議な感覚は拭えないが、心に残る作品となるだろう。コリン・ファースの演技はすばらしいし、その強い妻を演じた女優はさらにすばらしかった。

★★★☆☆　それなりに楽しめるが冒険映画としてはいまひとつ

役者の演技はいいとは思いました。世界単独無寄港一人ヨットレースの内容としては期待外れ。実話に基づいているといっても、航海日誌のみが真実の頼みの綱。脚本と監督を変えて取り直すといい映画になると思いますね。一からのヨットづくりから航海中のサバイバルやもう少し経験者のアドバイスを受けてから脚本を作るべきだと思いました。

★★☆☆☆　役者が良いから最後まで観たが・・・

主役の2人が二流役者だったら途中で観るのやめてたなぁ。話が進むに従ってどんどんと勇気や元気が削がれる映画。こんな作品珍しい。ひねりも何も無い。こんな題材だったらウディ・アレン監督みたいなアイロニー(皮肉)タッチの方がよほど面白かったと思うが。

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