ここでは、45日以内にパートナーを見つけなければ、あなたは動物に変えられます
ストーリー:“独身者”は、身柄を確保されホテルに送られる。そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、自ら選んだ動物に変えられ、森に放たれる。独り身になったデヴィッド(コリン・ファレル)もホテルに送られ、パートナーを探すことになる。しかしそこには狂気の日常が潜んでいた。しばらくするとデヴィッドは“独身者”が暮らす森へと逃げ出す。そこで彼は恋に落ちるが、それは“独身者”たちのルールに反することだった・・・。
出演:コリン・ファレル、レイチェル・ワイズ、レア・セドゥ、アリアーヌ・ラベド、ジョン・C・ライリー、ベン・ウィショー、ジェシカ・バーデン、オリヴィア・コールマン、アンゲリキ・パプリア、マイケル・スマイリー
★★★★★ 斬新なラブストーリー。
フィクションなのに、どこか、現代的、予想外の展開に、最後の5分は、愛にため息。
★★★★★ 強烈な脚本。超個性派&演技派の役者さんたちが集結しています。
ベン・ウィショーとレイチェル・ワイズが見たいという理由だけで視聴しましたが、一歩外すとコメディに早変わりしそうなストーリーなのに最後までぶれない。『ドッグヴィル』『マンダレイ』のような閉塞感も覚えましたが、単に15+だけではない奇妙な脚本に引き込まれてしまいました。
★★★★★ 真実の愛は狂気的な自己犠牲により成り立つ。
これは、愛を懐疑的かつ真摯的に思考した結果の物語だ。世に溢れる俗に言われる’愛し合う二人’とは時に滑稽であり欺瞞に満ち溢れている。社会的目標の一つとして誰もが人生の伴侶と結ばれ愛し合い、共に人生を終えるということがあるこの世界に対して作者は、蔑視的な苦笑いと、真に純粋な者への微かな希望というアンビバレンツな目線で眺める。人間という動物を終始突き放して冷静に観察するこの物語のラストシークエンスは、愛の証明としての究極の自己犠牲に挑む男と、冷たく色の薄い固定された定点カメラの中に佇む力無き彼女。そんな彼女の心の声に耳をそばだてると、あまりにも現実的な恐怖と、狂気を孕む微かな希望が渦巻く濃密過ぎる人間ドラマが広がっている。思考実験的な寓話物語としてシニカルな笑いを含みつつ、決して他人事で片付けられなく身につまされる、普遍的で真にシリアスな作品だった。
★★★★☆ 不条理映画を観たいなら、とりあえずこれ。
不条理を狙いすぎ、何重もの不可解な設定が、少し話に入り込めなくなっている気がするが、良い意味の疑問を持ちながら、最後まで観続けられる。破綻無く最後まで一貫した世界観を保ったまま観られ、期待に答えられている不条理映画は珍しく、そういう意味で出色の出来と思う。
★★★★☆ コリン・ファレルがまるで別人!
これまでと全く違うコリン・ファレルが凄い。また、最後シーンの間合いをどうとるかによって、エンディングが別ものになる。
★★★☆☆ 独身男女の命がけのものがたり
おそらくそんな遠くない未来の話。独身者は悪とみなされ動物に変えられるという不思議な物語。裸のシーンはでてきませんが、全体的に性的な要素が大きいです。最後のシーンは見る人に任せたおわりかたになっているので想像力をかきたてます、個人的にはこの手の終わり方は投げ出しているみたいで好きではないので★三つにしました。
作品の詳細
作品名:ロブスター |
原作名:The Lobster |
監督:ヨルゴス・ランティモス |
脚本:ヨルゴス・ランティモス |
公開:イギリス 2015年10月16日、日本 2016年3月5日 |
上映時間:118分 |
制作国:イギリス、アイルランド、オランダ、フランス、ギリシャ |
製作費:400万ドル |
興行収入:1800万ドル |
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