ドラマ

J・エドガー

FBI初代長官J・エドガー・フーバー、誰よりも恐れられ、誰よりも崇められた男

ストーリー:FBIの初代長官として実に8人にも及ぶ歴代の合衆国大統領に仕えたフーヴァー(レオナルド・ディカプリオ)。いよいよ人生の晩年を迎えた彼は自らの回顧録を作成すべく、書記役の広報官を相手に、これまで自らがたどってきた長い道のりを語り始める。彼の人生を大きく決定づける事件が起きたのは1919年のこと。ある晩、当時の司法長官の家が爆破され、熱心に現場検証をするフーヴァーの姿が長官の目にとまって、異例の出世を果たすことになったのだった・・・。

出演:レオナルド・ディカプリオ、アーミー・ハマー、ナオミ・ワッツ、ジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチ、ダーモット・マローニー、エド・ウェストウィック、デイモン・ヘリマン、ジェフリー・ドノヴァン、 ケン・ハワード、リー・トンプソン、ジェシカ・ヘクト、ケイトリン・デヴァー、アダム・ドライバー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 面白かった

FBIの歴史やアメリカの犯罪の歴史を知れてとても面白かったです。2時間を超える映画ですが長さを全く感じませんでした。

★★★★★ 善人でもあったが、私事につけ込む悪人でもあった長官

米国のFBIという組織をご存知でしょう。その組織を代表する長官を長く努めたのが、このJ・エドガー・フーバー。歴史に名を残す人物であるとともに、大統領とともに歴史を作って来た役人さんでもあるのだろう。どこまでが事実なのかはわからないが、政治と事件とプライベートをつなぐ情報を、力に変えた有力者。映画では、第二次大戦からケネデイ、ニクソンあたりまでの時代。『アンタッチャブル』から『大統領の陰謀』あたりまででしょうか。米国の安全を守るという表看板に、長官職と予算を維持するという、内幕まであり。権力闘争というものを考えさせてくれる佳作以上の作品。デカプリオの衣装変えも相当な歴史考証か?たんなるお洒落か?個人的には、ナオミ ワッツさんの演技がいいなあ。

★★★★☆ 情報を制する者は世界を制する

FBI長官として、大統領にさえ恐れられた男・J・エドガー・フーヴァー。彼が、半世紀に渡り、君臨しつづけられたのは、ひとえに、公式及び非公式な機密情報を握っていたからだ。情報が氾濫する現代社会。その情報が、一人の人生を左右することもある、恐ろしい凶器だということを再認識した。レオナルド・ディカプリオを観たくて選んだ作品。エドガーの傲慢とも言えるプライドの高さ、異常なまでの権力への固執。一方では、幾つになっても母離れできず、クローゼット・ホモセクシャルな一面も持つ。エドガーを演じたレオナルド・ディカプリオ、彼に多大な影響を与えたと思われる母役のジュディ・デンチの演技は流石。また、エドガーを愛したクライド役のアーミー・ハマー、秘書ヘレン役のナオミ・ワッツの抑制の効いた演技も良かった。この作品の監督がクリント・イーストウッドだったことは、エンドロールで知ったが、ちょっと意外な気がした。

★★★☆☆ クリント・イーストウッド 監督作品としては期待が大きい

クリント・イーストウッド 監督作品としては期待が大きいだけに失敗作ではないだろうか。一番の理由はイーストウッド自身の政治的信条の葛藤であろう。共和党支持だろうが、本当のところタカ派なのかハト派なのか、前作『グラントリノ』でも曖昧さが歯切れ悪くなっていた。『ダーティ・ハリー』のようにマグナム弾を撃ち込んでほしい。

★★☆☆☆ がっかり

約50年間に渡ってFBIに君臨したフーヴァー長官を同性愛者として描いた作品ですが、アメリカ犯罪史上で有名な犯罪をちりばめて描こうとしても、同性愛の話が目立ってしまって、とにかく散漫な話になり、作品の風格がほとんど感じられない出来になってしまっています。FBIという大きな組織のトップの物語の割には、この作品からはそんな印象が伝わってこず、こじんまりとした組織の話にさえ思えるほどです。

作品の詳細

作品名:J・エドガー
原作名:J. Edgar
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ダスティン・ランス・ブラック
公開:アメリカ 2011年11月9日、日本 2012年1月28日
上映時間:137分
制作国:アメリカ
製作費:3500万ドル
興行収入:8400万ドル
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