内部告発サイト「ウィキリークス」創設者、ジュリアン・アサンジ。彼は、英雄か?反逆者か?ジュリアン・アサンジを巡る、実話ベースの話題のサスペンス!
“フィフス・エステート“とは”告発する者“という意味。アメリカ国家、そして世界中の様々な機関の機密を暴露し、世界中を震撼させ、一国の政府をも転覆させる力を持った内部告発サイト「ウィキリークス」。その設立者であるジュリアン・アサンジと、カリスマ的な彼の魅力に囚われていく仲間たちが、世界から追われながらも告発を続ける姿を描いた、ドリームワークス製作のサスペンス作品
ストーリー:告発者を守り秘密、隠蔽情報を公開していった内部告発サイト“ウィキリークス”。その創設者であるジュリアン・アサンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)とともに、カリスマ的な彼の魅力に囚われていく仲間たちは、世界的な新聞社やテレビ局などを上回る数々の秘密情報をウェブサイトで発信していく。そして、アメリカのペンタゴンをはじめ世界の目から追われながら、彼らが暴露する機密情報はあまりにも過激で危機なものになっていった・・・。謎に包まれた“ウィキリークス”を創った男、アサンジは英雄なのか?反逆者なのか?そして真実とは、一体何なのか?
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、ダニエル・ブリュール、アンソニー・マッキー、デヴィッド・シューリス、アリシア・ヴィキャンデル、スタンリー・トゥッチ、ローラ・リニー、モーリッツ・ブライプトロイ、カリス・ファン・ハウテン
★★★★★ ウィキリークスの誕生をリアルに描いた佳作
2013年のBox office rankingによるとこの映画は687本中162位で「一番成績が悪かった」というのは全くあてはまりません。大ヒットとは言えませんが、私はウィキリークスの背景を緊張感をもって垣間見せてくれるような佳作だと思います。カンバーバッチはこういうちょっと「超越」した役柄がはまりますね。ローラ・リニーやスタンリー・トゥッティといった実力派が脇を固めているところも魅力です。
★★★★☆ 物議を醸しながらも、題材の興味深さは一級品。
世界を震撼させた内部告発サイト『ウィキリークス』とその創業者アサンジという、非常に政治的色彩の濃い題材を扱っている。その特性上、内容は製作者側の意図が反映されたものになりがちで、実話ベースを標榜しながらもアサンジ本人は信憑性を強く否定していることを考慮して理解する必要がありそうだ。アサンジの人物造形として、自閉症スペクトラムの人間関係を上手く築けない面が強調されているのが印象的で、肝心のプログラマとしての才能の凄みが伝わってこないのは残念である。ウィキリークスが次々と世界中の機密を暴いていく展開はスリリングだし、世界を股に掛けるスケール感の演出も巧みでサスペンスとしての出来栄えは決して悪くないと感じる。人間の「知る権利」やジャーナリズムの役割などを考えるきっかけにもなり得る、知的好奇心を刺激する作品だ。
作品の詳細
作品名:フィフス・エステート 世界から狙われた男 |
原作名:The Fifth Estate |
監督:ビル・コンドン |
脚本:ジョシュ・シンガー |
公開:アメリカ 2013年10月18日、日本 劇場未公開 |
上映時間:128分 |
制作国:アメリカ、インド |
製作費:2800万ドル |
興行収入:860万ドル |
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