人生半分過ぎたら、やりたいことだけやろう
ストーリー:ピッパ・リー(ロビン・ライト)、50歳。年上のベストセラー作家との“結婚”を手に入れ、2人の子供を育て、完璧な妻を30年近く演じてきた。でも、そんな自分を取り巻くのは、浮気な夫、ダメ女の親友、反抗的な娘・・・。誰もが「理想の妻」として羨む彼女だったが、日々感じるのは型にはまった退屈で息苦しい自分。だがある日、20歳も年下のクリスとの出会いによって、ピッパは変わっていく自分を感じる。今までの自分を捨てて新しい人生を始めるために・・・。いくつになっても、人は恋をしてしまうもの。悩める大人たちが手にするハッピーエンドは、今の幸せか、それとも、その先にある未来か?
出演:ロビン・ライト、ブレイク・ライヴリー、アラン・アーキン、キアヌ・リーブス、マリア・ベロ、ゾーイ・カザン、ウィノナ・ライダー、マイク・バインダー、モニカ・ベルッチ、ジュリアン・ムーア、シャーリー・ナイト
★★★★★ 青春なびく、きもちのいいドラマです。
邦題から想定すれば、ちょっと引き気味っていう感じがしましたが、いざ視聴してみると、なんともエレガントで美しく描かれています。原題は「The Private Lives of Pippa Lee」であり、主人公ピッパ・リーの私生活についてのお話しです。それは、彼女の生い立ち、母と娘の関係から始まるのです。10代で家出をして自堕落な生活の中、ずいぶんと歳の離れた初老、夫となる作家のハーブとの出会い。懸命になって良妻になろうと更正し、双子の子宝にも恵まれ、シアワセな時の流れを漂っていたのです。そして、今、気がつけば、夫もずいぶん老いて、自分自身にも老いが眼前に迫ってきている。理想的な良妻を演じ作ってきた自分と、それ以前の自分とを回想し、これから何をすべきなのかと無意識に感じてしまうのです。そんな時、15歳年下の男、キアヌ・リーヴスが演じるクリスとの接点があるのです。人生、伸び伸びと赴くまま、自然の形で接することが、彼女を解放へと導いたのです。決してギトギトすることはなく、好感あるドラマに仕上がっています。
★★★★★ 監督の父はアーサー・ミラー
豪華キャスト。ベテランの中でブレイク・ライブリーが主人公の若い時の役で頑張ってる。主人公の叔母がレズビアンで、そのパートナーがジュリアン・ムーアって いいですね。個人的に受けました! 私はこの作品にとても魅力を感じます。ありふれた日常は、実はあり得ない事実の積み重ねで成り立ち、更にこれからのありふれた日常だって想像出来ない非日常的なことの積み重ねで出来てしまうのではないか。レベッカ・ミラー監督のセンスが好き。
★★★☆☆ 主人公にもっと共感できると良かった
更年期障害が始まるような年齢の女性が恋愛するとき、なんで相手は、いつもキアヌ・リーブスなんだろう?年上の女に可愛がられるようなイメージがあるのか、ちょっと気になってしまうキャスティングでした。が、その割に、キアヌ・リーブスが若くてピチピチな感じがしないので、そこら辺がちょっとビミョ〜か!?好きなセリフは、ピッパとハーブとの出会いの場面、「君は人生で何を始めるつもりだ?目的もなく過ごす?それでも時間は流れてゆくんだよ・・・」私も、もうすぐ50で、老眼が始まるような年齢だから、「オバサンが若い男の子と恋愛する話なのね〜 !」ってワクワクして見れるかと思ったら、そうでもなかった (笑)家庭にこもってる奥さんの気持ちとか、いいところは突いてるけど、主人公にもっと共感できると良かったな。
作品の詳細
作品名:50歳の恋愛白書 |
原作名:The Private Lives of Pippa Lee |
監督:レベッカ・ミラー |
脚本:レベッカ・ミラー |
公開:イギリス 2009年6月10日、日本 2010年2月5日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
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