蔦が、歌い、喋り、人を喰らう
遺跡の外壁を覆う死のツタ、井戸には大量の死体・・・2組の男女が陥る監禁の恐怖を描くパニック・サバイバル・ホラー!
ストーリー:メキシコでリゾートを無邪気に楽しむアメリカ人ティーン、ジェフ(ジョナサン・タッカー)、エイミー(ジェナ・マローン)、ステイシー(ローラ・ラムジー)、エリック(ショーン・アシュモア)。4人は現地で知り合ったドイツ人青年マティアス(ジョー・アンダーソン)とギリシャ人ディミトリ(ディミトリー・ベイヴィーズ)に誘われ、マヤ遺跡の探検に向かうことに。遺跡は蔦に覆われた小高い石造の神殿。現地に着くと地元民が口々に何やら警告を発するが言葉が通じず戸惑ううちにいきなりディミトリが毒矢で殺されてしまう。武装した地元民に包囲され、丘に追い込まれる4人とマティアス。圏外のはずの丘で聞こえる携帯電話の着信音。それは井戸の底から鳴っていた。井戸の底で彼らが目にするのは、いくつもの死体と着信音のような<鳴き声>を上げる蔦だった。触れた人間の体内に入り込み寄生する<肉食蔦>に侵されていく仲間たち。医学生のジェフは即席の外科手術で摘出を試みるが・・・。
出演:ジェナ・マローン、ジョナサン・タッカー、ローラ・ラムジー、ショーン・アシュモア、ジョー・アンダーソン、ディミトリー・ベイヴィーズ
★★★★★ こういうの大好き
マヤ遺跡も良かったが、自然が美しかった。食人草となっているが、人に植物が寄生しているような感じだった。グロ描写はあまり求めてなかったが、結構 酷なシーンもあった。それから、出演者が凄く美しかったのが印象に残った。特典もメイキングが入っていてホラーにしては結構お金がかかっていることが窺えた。個人的にエンディングは特典にあった別エンディングの方が好きだが、特典で観れたので満足した。ホラーファンは1度は鑑賞して欲しい。
★★★★★ 秀作ホラー
ホラー映画は当たり外れがすごすぎてなかなかこれという一品にめぐりあえないですが、この映画はなかなかの秀作。まず画面が非常に明るい ホラー映画のシチュエーションにありがちな薄暗い場面というのが少なく、太陽光ふりしきる中でのシチュエーション。作りも非常に丁寧で大風呂敷はひろげないできちんとまとめてあります。予算の問題か 流血シーンはさほど多くはないですが、人間の狂った部分、食人草、流血がちょうどいい感じです。
★★★★☆ 見終わった後の疲労感ハンパない…
もっと草がワーっとなって人がわーっと逃げる感じの映画を想像していたが。良い意味で裏切られた。結局一番恐ろしいのは人間なんだな、というお話。極限状態でどれだけ冷静でいられるか、その場になってみないと分からない。原作がしっかりしているので、変なB級映画とは一線を画していると思う。面白かった。
★★★☆☆ 食人植物ショック!
遺跡内を探検する話かと思ってたら違いましたね(少しは内部に入るけど)。大半は階段ピラミッドの最上段で過ごし、周りを現地住民に囲まれた状況での篭城戦という感じ。さらに、そこには人食い植物が群生しており、早く脱出しなければ水が、食料が‥‥といった展開ですね。現地住民は、その植物に触れた者が遺跡の外へ出ることを許さない。周りを囲んで獲物を逃がすまいとするだけで、襲って来たりはせずにひたすら主人公達が植物に食われるのを待つ。でも現地住民で植物に触れた者は仲間だろうと迷わず撃ち殺します(子供だぜ!?)。人食い植物と言ってもバクバク食べるんでなく、人の体内に侵入して皮膚の下をウネウネと脳に向かって這い進んで行くってヤツです。侵入された人はだんだんおかしくなっていくようです。被害妄想や自傷行為に走って危機的状況に拍車をかけてくれます。所々に結構痛々しい描写もありますが、怪奇植物よりも人の手によるものが多いですね。肌に切れ目を入れて植物をズルズル引きずり出したり、即席切断手術とか(麻酔無しだぜ!?)。マヤ遺跡を舞台に展開するホラーってのはなかなか新鮮だったし、植物の持つ声帯模写の習性なんかはバカバカしいけど何かスキなので、結構楽しめたと思います。
作品の詳細
作品名:パラサイト・バイティング 食人草 |
原作名:The Ruins |
監督:カーター・スミス |
脚本:スコット・B・スミス |
原作:スコット・スミス『ルインズ 廃墟の奥へ』 |
公開:アメリカ 2008年4月4日 |
上映時間:90分 |
制作国:アメリカ、オーストリア |
製作費:800万ドル |
興行収入:2200万ドル |
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