スリラー

Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼

富も名声も手に入れた男、彼が殺人鬼であることは誰も知らない・・・。

ストーリー:オレゴン州ポートランドで、頭部に銃弾を浴びた若いカップルの全裸死体が発見された。現場に残されていたのは、被害者の血で捺された指紋。この2年間沈黙を保っていた“指紋の殺人鬼”が再び動き出した・・・。指紋の殺人鬼の正体は地元のセレブリティとして名高い大物実業家アール・ブルックス(ケビン・コスナー)だった。家族思いの実業家にして、残忍な連続殺人鬼。それまで完璧にコントロールされていたブルックスの二重生活が思わぬミスにより綻び始める。カップル殺害の一部始終を、向かいのアパートに住むスミス(デイン・クック)に撮影されていたのだ。さらに“指紋の殺人鬼”逮捕に執念を燃やす女性刑事アトウッド(デミ・ムーア)も、着実にブルックスに迫ってきていた。もはや後戻りできないブルックスは、最後の完全犯罪を実行する決意を固めるのだが・・・。

出演:ケビン・コスナー、デミ・ムーア、デイン・クック、ウィリアム・ハート、マーグ・ヘルゲンバーガー、ダニエル・パナベイカー、ルーベン・サンティアゴ=ハドソン、リンゼイ・クローズ、ジェイソン・ルイス、レイコ・エイルスワース

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 怖いけどおもしろい

ケビン・コスナーが好きでたどり着いた作品です。でも殺人鬼の役だとは思わなかった。見てびっくりしました。結末はそうであろうとそうでなければいけないだろうと思い納得しました。こわいケビンもすてきです。

★★★★★ 個人的に大ヒット

こういう犯罪者を待っていました。抗いたくとも抗えない衝動。それを奔放に求め、楽しむ、もう一人の自分。“ジキルとハイド”のようでいてまた違う。殺しの手口も鮮やかで、リアル。こんなふうにすれば簡単におこなえる。完璧に、そして綿密に。計画を立て、順序立ててことを行えば、こんなにもあっさりと解決するものなのだ。彼を追う女刑事・アトウッド(デミ・ムーア)も、頭が切れ行動的でたくましい。あるできごとがきっかけで、主人公・ブルックス(ケビン・コスナー)に付きまとう男性・スミス(デイン・クック)。彼が「こんな人間、いそう」と思わせるような人間なのがまた良い。主人公・ブルックス(ケビン・コスナー)を説得したり笑わせたりアドバイスを持ちかけたりするマーシャル(ウィリアム・ハート)の存在がまた秀逸。彼がいなければ、この作品の価値はどうなっていたかわからないと思う。エンディングのオチには賛否両論あるかもしれないけれど、特典映像等々を見ると、続編があってもおかしくないようなつくりとしてのオチらしいので、あのようなエンディングでも個人的にはべつにかまいません。ただ、エンディングを二つに分けて、特典のほうにオチを突っ込めばもっと良かったかもしれない、と思いました。わかるけれど、ちょっともやもやした感じが最後残ってしまったので・・・。しかしながら、下手なサスペンス作品よりはよっぽど優れた作品だと思います。あくまで個人的に。小さな犯罪者よりは、こんな大胆不敵な人間が主人公のほうが、よっぽど魅力的。

★★★★☆ 楽しみな続編

ケビン・コスナーの自己陶酔しているだけの映画かと思ってた、観始めたら全然そんな事がなかった。インディペンデント系の映画のように潔いカンジのストーリー良く練られているし、随所に”仕掛け”もあった。主人公の”心の声”みたいなのを語らせている手法も上手いと思う。多分続編があると思うけど愉しみだ。

★★★☆☆  おもしろいけど….。

今までのイメージを覆すようなケビン・コスナーがとっても良かったです。デミ・ムーアや他の配役も適役でばっちりはまっていました。でもサスペンスなストーリーに見合ったテンポの良さや展開のオチがもう少し欲しかったです。「あれ!これで終わり?」が見終わった直後の印象で、海外ミステリードラマの1話目みたいでした。

★★☆☆☆ ミスった.ブルックス

いわゆる二重人格者を扱った映画です。しかし殺人依存症なる病名は実際には存在せず、造語で強引な印象を受けます。2年間犯行を停止していた事や殺人に快楽を求める異常心理の説明もありません。呼び名になったサム・プリント・キラーの行為も取って付けた感がぬぐえませんし、正常者と異常者の狭間で葛藤する姿も描ききれていません。殺人にいたるテクニックも単純で恐怖感がまったくありません。唯一のショックなシーンである、娘にハサミで首を刺される場面も夢だったというオチがつきます。スリルなきスリラー風映画です。つくづくデミ・ムーアは作品に恵まれない女優さんだなぁと思いました。

作品の詳細

作品名:Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼
原作名:Mr. Brooks
監督:ブルース・A・エバンス
脚本:ブルース・A・エバンス
公開:アメリカ 2007年6月1日、日本 2008年5月24日
上映時間:120分
制作国:アメリカ
製作費:2000万ドル
興行収入:4800万ドル
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