ドラマ

アビエイター

銀幕と大空への夢を追い続けた実在の大富豪、ハワード・ヒューズの波乱に満ちた人生の物語を綴る

ストーリー:1930-1940年代、第一次黄金期を迎えたハリウッドで銀幕と大空への夢と未来に尽きることない情熱を捧げた男がいた。その男の名は”ハワード・ヒューズ”(レオナルド・ディカプリオ)。あくなき完璧主義、失敗を恐れないチャレンジ精神、過激なほどの想像力と卓抜な先見性により、世界一の富と名をほしいままにした伝説の大富豪だ。父の残した莫大の遺産をすべてつぎ込み超大作『地獄の天使』を製作し、メジャー会社の嘲笑をよそに完成した作品は史上空前の成功を収める。人気女優、キャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)と恋に落ち、次々とセンセーショナルな話題作を製作するなど、ハリウッドで頂点を極めた彼は、飛行機会社を設立。自ら操縦桿を握り、スピード記録を更新して注目を浴びるなど、人生の絶頂期を謳歌するが、ある時突然何かが壊れ始める。大手航空会社TWAを買収し、国際線を独占するパンナムとの国家を交えた戦いの最中に起こった生死をさまよう大事故の末、彼がたどり着いた先は・・・。

出演:レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセイル、アラン・アルダ、アレック・ボールドウィン、イアン・ホルム、ジュード・ロウ、アダム・スコット、マット・ロス、グウェン・ステファニー、ジョン・C・ライリー、ダニー・ヒューストン、ウィレム・デフォー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 歴史を塗り替えた人のお話。

歴史を塗り替える人というのは往々にして、同じ時代に生きた人の目には「狂気の人」と映るのだという実例の一つ。
私は「飛行機=ライト兄弟」以外に歴史上の飛行機関係者は知らなかったのですが、この映画を見た後、「ハワードヒューズ」についてインターネットで調べまくってしまいました。あっという間の3時間。しかも、「えっ?終わり?あの後ハワードはどこへ行って何をしたの?」という余韻が残りすぎるほどの突然のエンディング。 それでも尚、「見る価値あり」と全世界の人々に呼びかけたい気持ちでいっぱいです。

★★★★★ アカデミー賞ノミネート作品

当作品の主人公ハワード・ヒューズは先祖代々資産家(しかもその中でもかなりの名家?!とか)の生まれみたいですが、そんな恵まれた環境にいたら大抵は人生サボって働かず一生豪遊しそう、になるのがきっと凡人脳で、この人はそこに甘んじることなく、自分の挑戦し続けたいことを時には命懸けで諦めずにやり続けたところが才能人なのだろうと感じました。そりゃ一目置かれて当然。天才とは良い意味で変態 (っぽい人物像も垣間見れる) でなければならないのかも・・・。とくに、ハワードの自身に関することには過敏で神経質なのに、女心を察するのが苦手?で他者には鈍感 ( 女性へのプレゼントをリボンもかけず、小さな段ボール箱のまんま渡すシーンにはクスッときました。)という、あまのじゃくな部分を持ち合わせた少しひねくれた人物像の描き方が面白かった。ディカプリオ作品はこのような実際いた人物にスポットを当てた作品が多いので、こんな人がこの世にいたのか、と未知の世界が広がり超オススメです。そして、この頃アラサーの男の渋さ増してて素敵すぎます。数多く出演する伝記映画の中で、彼自身も挑戦心に溢れてる作品と感じました。

★★★★☆ スコセッシらしくないが娯楽大作であることは間違いなし。

マーティン・スコセッシといえば、『タクシー・ドライバー』や、『カジノ』、『グッドフェローズ』、『デパーテッド』などのギャング物の作品が多く、どうやって劇的に人を殺すシーンを撮るとか、銃を打ちまくり、人が死にまくり、の映画が多いが、この作品は今までのスコセッシとは違って、いわゆる一般受けする娯楽大作に仕上がっていて好感を持てた。映画のセットや衣装、特殊効果など、かなりお金が掛かっているのが分かる作品である。主人公であるハワード・ヒューズは映画製作に情熱をかけ、飛行機業界で成功を収めた人物だが、彼はある意味で芸術家タイプの人間だったんだろう。そのため、精神的病気になってしまうのだが、繊細な感性を持っている人ほど、精神的な苦痛の裏を持っている。同じ病気を持っている人からすれば、かなりの共感を感じるであろう。また、その他の精神的病気をもっている方も、彼の辛さを理解できると思う。映画館で観た人は映画の長さに疲れたと思いますが、DVDで途中、途中で休憩しながら観ると、それ程長く感じず、十分楽しめる娯楽大作になっています。圧巻は飛行機が墜落するシーンです。これは『ダイハード』並みの大迫力でした!ディカプリオの演技もかなり演技派俳優として見応えありました。アカデミー賞、主演男優賞にノミネートされたのも納得できました。力を抜いて、楽しい娯楽大作を観る感覚で見ていただくと満足できる映画です。ただ、感動したり、涙したり、心を揺さぶられる映画ではないです。実話の話なんですが・・・そこがちょっと物足りなかったかも。

★★★☆☆ 飽くなき事業欲

アメリカの伝説の大富豪ハワード・ヒューズの波乱に満ちた生涯は、いかにもアメリカ的であり、なんで今まで映画として作成されなかったのか不思議な気がするが、あくなき完璧主義、驚異的なチャレンジ精神は莫大な財産を有する二代目社長とは思えず、自分の人生を自分でクリエイトしていく創業者社長のエネルギーに満ちている。ストーリーの展開は面白く、「強迫神経症」という病理を抱えた影の部分も良く描写できてると思ったが、何かが違う。それは主人公を演じるディカプリオその人ではないか。若すぎるんだよね。ケイト・ブランシェットとのカラミもあるが、どう見ても年増女にからむホストの兄ちゃんみたいに見えるし、彼女を包み込む様な包容力が無い。あと10年齢とれば、このキャストにピッタリくると思うんですけどね。

作品の詳細

作品名:アビエイター
原作名:The Aviator
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジョン・ローガン
公開:アメリカ 2004年12月17日、日本 2005年3月26日
上映時間:169分
制作国:アメリカ
製作費:1億1000万ドル
興行収入:2億1300万ドル
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