狂信的な宗教の下で人間性を抑圧された青年が、ある美女への欲望の虜になっていく姿を描くサイコ・サスペンス
ストーリー:両親の厳格な宗教観念により、性の邪悪さを教え込まれ育った青年が、両親の死のショックから森を彷徨い恋人とひっそり暮らす一人の女性と出会う。やがて、彼女と恋人との肉愛を目の当りにした彼は、性への罪悪感と強い欲望の間で苛まれながら嫉妬心を燃やしていく・・・。
出演:ブレンダン・フレイザー、アシュレイ・ジャッド、ヴィゴ・モーテンセン、ローレン・ディーン、グレイス・ザブリスキー、ルー・マイヤーズ、ケイト・ハーパー、メル・コッブス
★★★★★ アシュレイ・ジャドが美しすぎる!
たいした展開がないあらすじに、めちゃくちゃな設定、意味不明なエンディングなど、映画としてはB級以下でお勧めしません。けれども、アシュレイ・ジャドの大ファンには、ややぽっちゃりした若いアシュレイの美しさ、セクシーショット満載の本作は垂涎ものです。『ノーマジーンとマリリン』でのアシュレイも美しかったですが、DVDで見ることができない以上、こちらで満足するしかないでしょう。映画としては★2個以上は無理ですが、アシュレイの魅力で★5個という偏った評価です。
★★★★☆ 聖書の虜
聖書にがんじがらめに縛られた、ある意味純真そのものの青年(ブレンダン・フレイザー)が、女の無意識の性的挑発に、強い罪悪感を持ちながらも押さえきれない嫉妬の嵐に我を失っていく12日間の話。ブレンダンは吃音という設定の上、そもそも台詞が少ないにも関わらず、心中穏やかでない気持ちの高まりが手に取るように伝わってくる。アシュレーとヴィゴが夫婦同然の生活をしている中、家族のように暮らそうと言われても、無理は当たり前。ブレンダンの気持ちは大いに理解可能ではある。一線を越えていく彼の変身振りはこの作品の大きな見所の一つ。彼の心象風景が、両親の亡霊、川を流れる巨大な銀の靴などの現実離れした映像も使われ、独特の雰囲気を持つ。「普通のサスペンス」とは明らかに一線を画す実に印象的な作品だった。映画デビューから3年目のアシュレー・ジャッドが最高に綺麗。なにせお肌が光っています。最後に突然現れる謎のサーカス一家、アレは何?必用だっただろうか?
★★★☆☆ リドリー監督の狂気の世界
敬虔なキリスト教信者の両親を持ち、ダークリーヌーンという名前をつけられた孤独な男がキャリーという奔放で魅力的な女性にひかれていき、どんどん妄想のなかへ入っていく。幻想的な映像や象徴的なものなどでどんどん狂気の世界に入っていく男を描いています。ブレイダン・フレイザーも本当にこういう人かと思うぐらい、熱演。いま、『ロード・オブ・ザ・リング』で注目されているヴィゴ・モーテンセンがキャリーの寡黙な恋人という役を好演しています。とにかくかっこいいです。ヴィゴファンは必見かもしれません。
作品の詳細
作品名:聖なる狂気 |
原作名:The Passion of Darkly Noon |
監督:フィリップ・リドリー |
脚本:フィリップ・リドリー |
公開:アメリカ 1995年5月19日、日本 1995年11月25日 |
上映時間:101分 |
制作国:イギリス、ドイツ、ベルギー |
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