ページをめくると、人生を輝かせる出会いが待っている
ストーリー:1946年、終戦の歓びに沸くロンドン。作家のジュリエット(リリー・ジェームズ)は、一冊の本をきっかけに、“ガーンジー島の読書会”のメンバーと手紙を交わすようになる。大戦中、英国で唯一ナチスドイツに占領されたチャネル諸島の一つであるガーンジー島では、読書会と創設者であるエリザベス(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)という女性の存在が彼らの支えだった。本が人と人の心をつないだことに魅了されたジュリエットは、読書会について記事を書こうと島を訪ねるが、そこにエリザベスの姿はなかった。メンバーと交流するうちに、ジュリエットは彼らが重大な秘密を隠していることに気付く。やがて彼女は、エリザベスが不在の理由にたどり着くのだが・・・。
出演:リリー・ジェームズ、ミキール・ハースマン、グレン・パウエル、キャサリン・パーキンソン、マシュー・グッド、トム・コートネイ、ペネロープ・ウィルトン、ブロナー・ギャラガー、キット・コナー、アンディ・ギャザーグッド
★★★★★ ベタに敵うものはない
映画としては、とても見やすい物語です。大きな展開もなく予想通りに物事が進みストレスは幾度感じません。とにかくベタです。ヒロインである小説家も、成功を収め優雅な暮らしを進められても、身の丈にあっていないと断る、奥ゆかしさがなんとも庶民的。それでいて、それが嫌味に映らないように演じきっているのが素晴らしい。一応はミステリー的な要素もあるが、大きな種明かしなんてものはない。市井の人々の慎ましい暮らし、皆が愛を持って助け合う素晴らしい生活を倫理観。だから最後の甘いシーンも素直に美しいと思う。多くの視聴者は、こう見たはずだ。イケメンだし、金もあるエリートとヒロインが結婚するよりも、あいつの方が相応しいと思う。それは、彼女の日々の行動や言動からも伺える。そういうベタな方向性で進むことに違和感はない。だからそれでよいと思う。心の底から祝福できる良い映画でした。
★★★★☆ 本への愛情が感じられる。
素敵な映画でした。本好きの人に薦めたくなります。プロポーズの場面がとてもいいですね。対比がおもしろい。ロケーションも美しく、気分よくなれます。
★★★☆☆ イギリスの新たな歴史発見
人の絆が本でつながれていく様子がおとぎ話のようでした。登場人物たちの多くが、ほかの映画作品でもおなじみの役者さんたちが演じていたので、懐かしい感じがしました。ナチスに占領されて、島民が不自由な生活を強いられたことや、子供たちが疎開していたことなどイギリス本土とは違った戦時下の状況があったことが、この映画を通して知りました。
作品の詳細
作品名:ガーンジー島の読書会の秘密 |
原作名:The Guernsey Literary and Potato Peel Pie Society |
監督:マイク・ニューウェル |
脚本:ドン・ルース |
公開:イギリス 2018年4月20日、日本 2019年8月30 |
上映時間:124分 |
制作国:イギリス、フランス |
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