コメディー

ホワイト・ボイス

ラッパーとして活躍するブーツ・ライリーが初監督・脚本を手がけた社会派ブラックコメディ!

ストーリー:テレマーケターであるカシアス・グリーン(ラキース・スタンフィールド)は、栄光を手に入れることができる魔法のような方法を発見するが、そのために恐ろしい状況に身を置くことになってしまう。グリーンのキャリアが軌道に乗り始めると、友人や同僚たちが彼の企業に対する抗議運動を始める。カシアスはすぐに夢にも思わなかった高額な報酬をくれるコカイン中毒のCEO、スティーブ・リフト氏のとりことなってしまう・・・。

出演:ラキース・スタンフィールド、テッサ・トンプソン、ジャーメイン・フォーラー、オマリ・ハードウィック、テリー・クルーズ、ダニー・グローヴァー、スティーヴン・ユァン、アーミー・ハマー、フォレスト・ウィテカー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 最後までちゃんとしたコメディを貫きながら辛辣な風刺を持続したのは作り手の偉業。

ものすごく痛烈な現代の資本主義への風刺しつつ最後まで笑わせてくれるコメディを持続させているのがすごい。ここまで厳しい現実の有様を描くとなると、コメディ映画でさえ終盤には悲劇や悲観的な終末観で圧倒されている事が多く、この映画も終盤に向かうに連れおぞましい程圧倒的な敵の強大さが示されるものの、映画は最後まで笑いを貫くし悲観論なんかに屈しない。映画の売りになるのが主人公が操る「白人喋り」だがこれが吹き替えになっているのがとても残念だった。しかしこれは白人喋りを真似できないという役者が抱えた演技技術の問題なのか、それとも映画が白人をバカにしていると思われないための措置なのかと考えさせられる。がっかりした当初こそ前者であると信じたが、今では後者の人種をバカにしないための措置かと考えている。異なる人種の容姿や振る舞いを真似して差別的な笑いを作ってきた前科持ちのアメリカ映画界だからこその配慮の様な気が今ではする。しかしブラッククランズマンでこのモノマネが成立していたというのは実在の人物の実際の出来事であったからという点だからだろうか?笑わせる技術はとにかくすごい。序盤の家主、家賃をせびるテリー・クルーズを悪人と思わせた後で実はものすごく良い人だったとわかる一連のシーンのセリフのやり取りは本当に面白い。

★★★☆☆ ジャンルを要チェック

「コメディー・SF」を確認せず、私はヒューマンドラマと勘違いして観てしまいました。黒人の成功と葛藤みたいな。いや、確かにその要素はありますが、途中からかなりシュールな展開になっていきます。とはいえ、シュールの振り切った感はありません。また、コメディーとして笑えるところもありません。まずは「SF作品」ととらえ、黒人や底辺層と資本主義の問題もカラめてるんだな、くらいの観方でいいと思います。

作品の詳細

作品名:ホワイト・ボイス
原作名:Sorry to Bother You
監督:ブーツ・ライリー
脚本:ブーツ・ライリー
公開:アメリカ 2018年7月13日、日本 劇場未公開
上映時間:112分
制作国:アメリカ
製作費:320万ドル
興行収入:1800万ドル
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