スリラー

ダイヤモンド・ラッシュ

彼は計画していた、彼女には、動機があった

時価1億ポンド!金庫に眠る、星の数ほどのダイヤが、一瞬にして消えた!

ストーリー:1960年のロンドン。知的で美しいローラ(デミ・ムーア)は世界的ダイヤモンド商社で働くキャリアウーマン。長年にわたる勤務とその実績にもかかわらず、自分より未熟な男性社員のみが次々と自分を差し置き昇進していく職場に嫌気が差していた。一方、ホブズ(マイケル・ケイン)は同じ会社で働く清掃作業員。会社の重役の目に留まることのない存在であったが、長年の経験から組織の内情に詳しい彼もまた、会社に恨みを持つ一人であった。会社の金庫には世界最大級のダイヤ“南アフリカの星”を含む時価総額1億ポンド以上にのぼるダイヤモンドがある。ローラの苛立ちを察したホブズは、会社への復讐のため、世界史上、類を見ないダイヤ強奪計画の企みを彼女に持ちかける。しかし、金庫は厳重な最新式の監視カメラシステムと何重もの暗証番号に守られていた・・・。

出演:マイケル・ケイン、デミ・ムーア、ランベール・ウィルソン、ジョス・アクランド、コンスタンチン・グレゴリー、ナタリー・ドーマー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★☆ 日本語吹替の仕様が酷過ぎる!!

マイケル・ケインとデミ・ムーアの2人がコンビを組んで、ルパン三世やダニー・オーシャンのように、痛快にダイアモンド強奪計画を実行するのかと思いきや…実行はマイケル・ケインによる単独犯。それも、鉄壁の防御と言いつつも、1960年代の警備システムなので穴だらけだから、古典的な方法で本当に容易に金庫室に侵入も出来てしまうんである。それでは見所が無いじゃないかと思われるかもしれないが、ヨボヨボの爺さん(マイケル・ケイン、撮影当時72歳)が犯行に及ぶという事で、一応ハラハラさせるような演出にはなっている。そして本作、実は単にダイアモンドを盗むだけじゃなくて、そこから先が物語の本番なのだ。地味なのは確かだけれども、話は二転三転していく。計画と違う事が起きて、マイケル・ケインとデミ・ムーアが仲間割れを起こして、お互い腹の探り合い。お互いに捜査の手も伸びてきちゃったもんだから、デミ・ムーアの方はマイケル・ケインの奪ったダイアモンドを取り返して何とか事態を丸く収めたいと考え始める。徐々に真の犯行動機も明らかになりながら、「ダイアモンドはどこへ行って誰の手に渡るのか?」という謎、そして誰が捕まって誰が逃げ伸びるのかと、最後まで興味は持続してなかなか観られる作品であった。地味だし、ベタだしという感じではあるが、丁寧に作ってあるので、映画らしいリズムは感じられる作品。逆に、ストレートだからこそ事件の真相だったり、ダイアモンドの隠し場所だったりなんていうのもフェアに推理出来る辺りが好印象に繋がった。1980年代後半から90年代前半にかけてだったら、日本でも劇場公開されていたと思う。マイケル・ケインが主役だなんていうのも影響しているんだろうけど、本当に一昔前のクライム・サスペンスを観ているかのような錯覚に陥ってしまう、どこか懐かしさを感じる作品だった。

作品の詳細

作品名:ダイヤモンド・ラッシュ
原作名:Flawless
監督:マイケル・ラドフォード
脚本:エドワード・アンダーソン
公開:アメリカ 2007年2月11日
上映時間:108分
制作国:アメリカ
製作費:2000万ドル
興行収入:680万ドル
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