誰もが迷い込むセックスという名の魔物
『モダーンズ』のアラン・ルドルフがシュールレアリスム運動の創始者アンドレ・ブルトンの「性についての研究」に発想を得て作り上げた官能コメディ!
ストーリー:未だ好況に沸く1929年のアメリカ。大学を辞め、パトロンである富豪ファルド(ニック・ノルティ)の屋敷で性に関する研究を続ける学者エドガー(ダーモット・マローニー)。研究に没頭する余り、恋人のクロエ(ジュリー・デルピー)にも愛想を尽かされてしまっていた。そんな彼が、性に関する新たな実験を計画する。それは、何人かの男性を集め、セックスについてオープンに討議させ、それを2人の若い女性に書き取らせるというもの。さっそく、アリス(ネーヴ・キャンベル)とゾエ(ロビン・タニー)が速記係として雇われ、作家のモンティ(ティル・シュヴァイガー)や英国人画家セヴィ(アラン・カミング)らが参加する中、討論が始められた。真剣かつ客観的に、というルールの下、実験は順調に進むかに思われたが・・・。
出演:ニック・ノルティ、ダーモット・マローニー、ネーヴ・キャンベル、ジェレミー・デイヴィス、ティル・シュヴァイガー、ジュリー・デルピー、アラン・カミング、チューズデイ・ウェルド、ジョン・ライト、テレンス・ハワード、エミリー・ブルーニ、ジャクリーン・アンダーソン
★★★★☆ セックスの独りよがりな男性に特に見ていただきたい
人は知り合う前から別の欲望が膨らんでいるものだから、カップルになった時、相手を求める時に直面する問題をまじめに考察していると思う。愛あるセックス、心と体を一人の人に求めることが大切なことと思うのは一般的だが、そこに性癖・性趣向が入ってくると単純に一致しなくなる事がある。面白くてつい見てしまうという映画ではないが、私はこれを哲学的作品だと思った。
作品の詳細
作品名:セックス調査団 |
原作名:Investigating Sex |
監督:アラン・ルドルフ |
脚本:アラン・ルドルフ |
公開:スペイン 2002年8月9日、日本 2004年8月21日 |
上映時間:108分 |
制作国:アメリカ、ドイツ |
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