匠ロバート・アルトマンが、1930年代に生きるエゴイスティックで愚かな貴族たちの姿を、アガサ・クリスティを彷彿させるミステリー形式であぶりだした傑作
ストーリー:1932年11月。イギリス郊外にそびえ建つ“ゴスフォード・パーク”というカントリー・ハウスでウィリアム・マッコードル卿(マイケル・ガンボン)とシルヴィア夫人(クリスティン・スコット・トーマス)主催のパーティが催された。招待客は貴族の面々。階上ではディナーとお喋りを楽しんで、その階下では使用人たちがご主人様のゴシップをネタにして忙しく働いている。優雅な時間が流れていたはずのパーティでマッコードル卿が殺害された。容疑者は“ゴスフォード・パーク”にいた全員?!犯人の証拠を見つけるものの、正体をつかめないまま捜査は難航する・・・。
出演:マギー・スミス、マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマス、カミーラ・ラザフォード、ジェラルディン・ソマーヴィル、チャールズ・ダンス、トム・ホランダー、ジェレミー・ノーサム、ケリー・マクドナルド、クライヴ・オーウェン、ヘレン・ミレン、エミリー・ワトソン
★★★★☆ 人間関係が魅力なミステリー
ロバート・アルトマン監督の極上ミステリー群像劇です。かなり登場人物が多いですが演じているキャストが豪華なので役者で覚えればいいと思います。ほぼ全てのシーンが会話で進行し、複雑な人間関係が描写されています。セリフも皮肉に満ちたセンス溢れるものでここが何回観ても面白い秘訣かも。ミステリーとしてもストーリーが良いので結末を知っていても楽しめます。少し地味ですが演出、脚本、演技どれも最高級の映画です。
作品の詳細
作品名:ゴスフォード・パーク |
原作名:Gosford Park |
監督:ロバート・アルトマン |
脚本:ジュリアン・フェロウズ |
公開:アメリカ 2001年12月26日、日本 2002年10月26日 |
上映時間:137分 |
制作国:アメリカ、イギリス、イタリア |
製作費:1900万ドル |
興行収入:8700万ドル |
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