ハンディキャップを持つ女性の自立と、家族など周囲の人々との理解や確執などを描いたヒューマンドラマ
ストーリー: 上流階級に生まれ、軽い知的障害というハンディキャップを背負って生きるカーラ(ジュリエット・ルイス)が、全寮制学校の卒業と同時に家に帰ってきた。やがて彼女は、娘を我が手で護りたいとあせる母エリザベス(ダイアン・キートン)の反対を押し切って職業訓練校に通い始め、そこで同じハンディキャップを持つダニエル(ジョヴァンニ・リビシ)と恋に落ちる・・・。
出演:ジュリエット・ルイス、ダイアン・キートン、ジョヴァンニ・リビシ、トム・スケリット、サラ・ポールソン、ポピー・モンゴメリー、ジョー・フラニガン、ジュリエット・ミルズ、ハーヴェイ・ミラー、ヘクター・エリゾンド、シリ・アップルビー
★★★★★ 隠れた名作?
知的障害者の恋愛というシリアスなテーマながら観ていて気持ちが良い作品であること、これは非常に大きな長所。軽い知的障害を抱える男女の恋愛から結婚にいたるまで、カーラという女性側をメインに相手のダニエルの気持ちも非常に見事に描いている。ストーリーや台詞が良いのはもちろん、演技も光っていた。ダニエル役のジョヴァンニ・リビシの演技には目を見張る。カーラとダニエルの不器用な恋愛がとても滑稽で笑えたり、でも純粋で切なかったりと下手なラブコメディよりよほど恋愛映画として見ごたえがある。おすすめ。
★★★★☆ バイオレンスやホラーに飽きたら
知的障害を持つ娘を取り巻く家族のストーリー。でも湿っぽいところはない。反対に人間の強さを感じ、勇気づけられじわっと胸が暖かくなる。バイオレンスやホラーにうんざりしたら、たまには、こんな映画も見てみよう。だからと言って嘘っぽい甘いお話ではない。裕福な家庭、3人姉妹の末っ子が、数年ぶりに知的障害者施設から家に戻ってくる。知的で娘思いの母親、施設に入れることになった過去を後悔している父親、結婚間近の姉、同性愛を母に受け入れてもらえないもう一人の姉。そしてジュリエット・ルイス演じる知的障害の妹は、自分なりに独立したいと過保護な母親に反抗しながら、暖かく見守られながら一人住まいを始める。学校で出会った同じ障害者のボーイフレンドとの微笑ましいお付き合い、そしてその2人が結婚するまでの課程を、家族の視点で描く。ジュリエット・ルイスの演技力・ダイアン・キートンの母親としての感情表現には感嘆する。
作品の詳細
作品名:カーラの結婚宣言 |
原作名:The Other Sister |
監督:ゲイリー・マーシャル |
脚本:ゲイリー・マーシャル |
公開:アメリカ 1999年2月26日、日本 2000年1月15日 |
上映時間:129分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3500万ドル |
興行収入:2700万ドル |
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