ドラマ

ロケットマン

伝説的ミュージシャン“エルトン・ジョン”の真実

日本で驚異的な興収を上げた『ボヘミアン・ラプソディ』のデクスター・フレッチャー監督の新作は数々の驚異的なレコード・セールスとともにセンセーショナルな人生を歩み続けるエルトン・ジョンの半生を描く音楽エンターテイメント!ファンタジックな演出が盛り込まれ、音楽の魅力が随所に光る新たな名作が誕生!!

ストーリー:不仲な両親の間で孤独に育った少年は音楽の才能を開花させ、古くさい本名を捨て「エルトン・ジョン」(タロン・エガートン)と名乗り、レコード会社の公募で出会ったバーニー・トーピン(ジェイミー・ベル)の美しい詩の世界に惚れ込み、一緒に曲作りを始める。そして誕生した、彼の代表作として世界的に知られる名曲「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」が注目され、デビューが決まる。LAのライブハウスでのパフォーマンスをきっかけに、エルトンは一気にスターダムへ駆け上がっていくのだが・・・。

出演:タロン・エガートン、ジェイミー・ベル、リチャード・マッデン、ジェマ・ジョーンズ、ブライス・ダラス・ハワード、スティーヴン・グレアム、スティーヴン・マッキントッシュ、テイト・ドノヴァン、チャーリー・ロウ、オフィリア・ラヴィボンド

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 最高です

事実は違うだろうけど、「君が好きだ・・・本当に、でも・・・その気はない」っていうシーンの後、バーニーからYour Songの詩を渡されたエルトンが、すぐに作曲して「この歌を贈るよ 君のために」って逆に歌って返すっていう流れが素晴らしいです。その瞬間思わず微笑んでしまうバーニーの笑顔も最高です。子供時代の自分をハグするシーンも胸に突き刺さりました。最後までタロンの演技と歌が凄いです。

★★★★★ 幸福とはなんだろうと問う

世代ですのでエルトン・ジョンは知ってましたが、人物としてはあまり好きにはなれませんでした。だから曲と制作秘話を知るだけの「ながら観」だったんです。しかし”Goodbye Yellow Brick Road”が歌われた下りで、当然よく知っていた歌でしたがやっと意味するところを感じ、胸の震えと共に一緒に歌っていました。名声や成功(夢の世界)がなんだろう?安らげる居場所より尊いものだろうか?という意味と報われない家族(愛)と今までの自身とからの決別の気持ちが込められているような気がして両親に愛される愛ある家庭の姿が、それは普通の家族ならありふれた当たり前のもなんだろうけど、夢と幸福の国ようにエルトンにとってはキラキラしていてOZの黄色い道を、本当に叶えてくれる希望への道に見えていて歩きたくて、Yellow Brick Road(成功に至る)でいつか自分にもって思っていてなにより欲しかったものなんだろうなあ・・・そう思いながら歌を聴いていたら泣きそうなほど感じました。家族関係など、苦しむ姿が正直ツライ内容の映画でしたが、観てよかったと思いました。

★★★★★ エルトンの本当の幸せを見つける旅

映画館で2回観て今再びレンタルで観て泣いた。本編はファンタジーミュージカルなのだがリアルタイムで見てきたエルトン・ジョンの本当とも思える姿に最初は衝撃を覚えたが何回も観ているうちに、これは自分自身を探す旅だなと思った。エルトンもそうだが観ている人々自身にも当てはまっていくものだと。タイトルの『ロケットマン』はずっと死ぬまで孤独だ。そして人生においては「対話すること」「愛を知り他人に与える事」が重要なテーマであると知る。そして普通の人々が何気なくやっている当たり前のことが出来ないでいる人へ。独善的で癇癪持ちで愛を知らない主人公エルトンと”兄弟”バーニーとの出会いは奇跡だ。こんな奇跡が訪れる人生はそうあるものじゃない。だけど誰にも奇跡が訪れる時があるのかな?と思わせてくれる。どんな小さな奇跡も見つけたら大事に育んでいくことこそ豊かな人生を送る秘訣なんだろうな。数ある歌の中でも『Your Song』が出来上がった過程を見せてくれる場面は感動すること必至だ。歌が作られた時期とその時々の場面のシチュエーションは必ずしもイコールではないし史実と違うところもあると思うがミュージカル仕立てで魅せる場面が素晴らしいので対して気にはならない。主演のタロン・エジャトンはこの映画で真骨頂を見せた。相棒役のジェイミー・ベルも『リトルダンサー』以来の本当の彼の魅力を見せてくれたと思う。

★★★★☆  孤独の天才。名曲に秘められた物語。

「お前は独りぼっちの人生を選んだ、一生愛されることはない」なんと残酷な言葉。愛と救いを求めていただけなのに。両親の不仲、幼い頃から愛されることを知らず、祖母と音楽だけが全てだった。盟友バーニー・トーピンとの出会いによって、エルトンはロックスターの道を躍進し、やがて世界の頂点へ。冷静に鑑賞していましたが、エンドロールで突然涙が止まらなくなりました。人間孤独が一番つらいなと。いまエルトン・ジョン自身が幸せに暮らしてくれているならそれで良いです。エルトン・ジョンを演じ切ったタロン・エジャトンは凄かったです。

★★★☆☆ 普通のよくある成功物語

つまらないわけではないが、特別におもしろいわけでもない。まず描かれている人物がまだ存命かつ現役である以上、当然自分の描かれ方に対して注文が入るので、忖度しなければ映画を作れないし、武勇伝がただの自慢話になってしまう。そしてエルトン・ジョンの曲はとても良いが、彼の人生は別にとりわけおもしろみのあるものではない。売れっ子特有の悩み事やバイセクシャルとしての苦悩、両親の不和や自らの離婚、薬物やアルコール依存症はあっても、どれもミュージシャンにありがちな話ばかりで、作品におけるインパクトには欠ける。エルトンは普通にピアノを習ってエルヴィス・プレスリーに憧れ、ロックに目覚めて才能を認められ、レコードが売れて有名になり、長年のパートナーと念願叶って、法律的にも結婚し二人の子どもを育てた。そんな単純明快なサクセスストーリーとも言えるのだ。キャッチーでメロディアスなBGMに助けられているが、これは大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』の二番煎じを狙って、そこまで思いどおりには行かなかったといったところだろう。やはり実在の人間をモデルにした映画作品は、ジョン・レノンやカート・コバーンのように、若くして非業の死を遂げた人を選ばないと、カタルシスとしての役割を果たさない。

作品の詳細

作品名:ロケットマン
原作名:Rocketman
監督:デクスター・フレッチャー
脚本:リー・ホール
公開:イギリス 2019年5月24日、日本 2019年8月23日
上映時間:121分
制作国:アメリカ、イギリス
製作費:4000万ドル
興行収入:1億9500万ドル
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