ドラマ

しあわせの帰る場所

家族の葛藤と再生を描く、感動のストーリー

ストーリー:マイケル(ライアン・レイノルズ)は小説家。幼い頃から厳しかった父・チャールズ(ウィレム・デフォー)にいまも反発心を抱いている。家族の集まりをきっかけに17年ぶりに故郷に戻ったマイケルだが、その途中思いがけない事故で、母・リサ(ジュリア・ロバーツ)が亡くなってしまう。大切な存在を失い、深い悲しみに暮れる家族。優しかった母の死により父とマイケルの溝はますます深まっていく。そんな時、遺品整理の途中で、マイケルは母の意外な秘密を見つける・・・。長い間ばらばらに引き裂かれていた家族の絆は、再び取り戻せるのだろうか?忘れかけていた愛に気づいた時、家族にある奇跡が訪れる。

出演:ライアン・レイノルズ、ウィレム・デフォー、エミリー・ワトソン、キャリー=アン・モス、ジュリア・ロバーツ、ヨアン・グリフィズ、シャノン・ルシオ、ジョージ・ニューバーン、チェイス・エリソン、ブルックリン・プルー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 幸せのあり方

母は、幸せだったのか?貴方が母を幸せにしてくれた、、、マイケルの揺れる心情が切なく、このシーンを繰り返しみて泣きました。

★★★★☆ 一般的な家庭とは無縁の、機能不全家庭の場合

神経質で完璧主義者な父親と、DVに耐えつつ子を守り続けた母そんな家庭の中、父親のDVを受け育った子供が主人公のお話でした。何事も完璧じゃなきゃいけない、どんなことをしても存在を認められる事のない子供、自尊心が芽生えても長くDVを受け恐怖で支配された家庭で過ごたが故に身に染み付いた「Noと言えない・人の顔色を伺う」癖。母は母で、同じように恐怖支配から自分の思うように過ごせずに居た。母の妹もまた生育環境が影響した世代間伝搬や、居候したこの家で静かに身についた悪癖。それぞれが親になった時、一番嫌なことを我が子にしないと必死にルールを守っていた。いわゆる機能不全家庭と呼ばれる家庭問題を取り扱った作品です。一般的な家庭の場合、子供が親離れ・自立しようとすると、親は厳しくも優しい言葉を掛け、陰ながら応援し温かい目で見守る。対して機能不全家庭の場合、子供が自立したり親離れしようとすると、親という立場を利用し圧力を掛け子供に無力感を与えます。親が居なきゃ何も出来ない、(世間一般で言う大切な存在)親を守らないといけないと無意識に自然に思い込ませる。→家庭から抜け出せないと思い込ませ、共依存の関係へ持ち込む→無力感から自分はダメな子・病気なんだと思い込ませダメにする。巣から飛び立とうとする小鳥の羽を親鳥がむしる。飛び立つことは出来ないが故に、親鳥は必死になって世話をする。そして、飛び立つ事が出来たとしても周囲と同じように真っ直ぐ飛ぶことは出来ない。歪みつつ不格好ながらも飛ぶその様は、周囲から上手く理解されない。不格好ながらも、問題に気づき長く飛ぶ方法(短所が見えなくなるほど長所を伸ばした物)を見つけられれば良いが、多くが長く飛べず荒れ狂う大海原の闇へ堕ちる。残酷に聞こえますが、それが機能不全家庭の問題。名著、毒親(正式名称、 毒になる親 )の内容に近いかな。ただ、実は父は父なりに自分の完璧主義・潔癖に対しての葛藤も有る。立ち直ろうとするも独りでは上手く行かず焦り苛立ち、癇癪となって家族に当っていた。そういった関係した人間全員の心の葛藤を描いている辺り素晴らしい作品だと思いました。(葛藤だと判るには、事前に知識と理解が必要です)恐らく、日本でも少なからず思い当たる家庭で育った方も居るかと。成人し大人になり、親が老いた時、何時かは必ず力関係が逆転します。深い傷を負いトラウマを癒やそうと復讐に躍起になり、言動や素行が悪くなっていたとしても、根底にある他人を思い遣る優しい心は無くならない。そういったものがこの映画のメッセージだと思いました。過去の出来事がフラッシュバックで蘇る可能性もあるので、見る方は無理せず観れる範囲で視聴することをオススメします。

作品の詳細

作品名:しあわせの帰る場所
原作名:Fireflies in the Garden
監督:デニス・リー
脚本:デニス・リー
公開:アメリカ 2011年10月14日、日本 劇場未公開
上映時間:99分
制作国:アメリカ
製作費:800万ドル
興行収入:600万ドル
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