ドラマ

ブロンドと柩の謎

実際にハリウッドで起きた有名な事件「オネイダ号の謎」を描いた華麗なるミステリー

1924年、ハリウッド。喜劇王チャーリー・チャップリン、新聞王W・R・ハースト、そして彼らが愛した女優マリオン・デイヴィスほか、15人のセレブが集う豪華客船パーティーで銃声が響いた。本作は実際にハリウッドで起きた事件「オネイダ号の謎」を描いた華麗なるミステリー。マリリン・モンローの死と並ぶ有名な迷宮入り事件であるこのスキャンダルは、当時さまざまな憶測を呼んだものの、関係者全員の沈黙によって真相を柩の中に残したまま幕を閉じることになった。チャップリン、ハーストを惑わすマリオンを軸に、それぞれの複雑な恋愛模様や交差する野心を通して、”ある人物の死”に隠された<秘密>を暴いていく。動機は何?殺されたのは誰?

出演:キルスティン・ダンスト、エドワード・ハーマン、エディー・イザード、ケイリー・エルウィス、ジョアンア・ラムレイ、ジェニファー・ティリー、クラウディア・ハリソン、ジェームズ・ローレンソン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ Cat’s Meow !!

ハリウッドの映画界では有名な歴史的事件を、実力派キャストが好演。キルスティン・ダンストは,華麗な衣装で踊り、エンドロールで歌も披露。一番光っているのは、チャップリン役のエディ・イザード。熱演です。また、某テレビでトリビアにもなった、チャップリンの日本人運転手も登場します。日本人が演じており、後にマネージャーとなることを予想させるチャップリンの厚い信頼がうかがわれるシーンがあって興味深いです。

★★★☆☆ 遠い世界の話

1924年、ハリウッドのセレブたち15人が新聞王ハーストの船で週末を過ごす。ハーストと愛人マリオン、そのマリオンを口説くチャップリンを中心に話が進む。愛憎と偶然が引き起こした大事件。乗船していた誰にとっても騒ぎ立てて良い事のないことが解っていた。黙ることでおいしい思いをする者もいた。彼ら15人はそもそも現実離れした存在で、船の中も現実離れした世界。だからこそ、世間も執拗に追うことなく、うやむやのまま事件は埋もれ、消えていったのだろう。「それにしても今なら・・」という仮定が無意味も承知。このまま受け入れることとする。謎解きサスペンスでもない心理サスペンスでもない。のめりこめない平坦なドラマ。チャップリンは姿かたちを世に知られた人物。チャップリン役のエディ・イザード。この重要人物に中途半端に、そして強引に似せた無理が、この作品をより非現実的な遠い話にしてしまった気がする。この作品と同年2001年製作の『エニグマ奪還』では女装。こちらのほうがお似合いだったしストーリーも面白かった。彼だけにたいしてではなくどの登場人物にも感情移入できなかった。

★★★☆☆ 1924年「オネイダ号事件」を元にした物語。

キルスティンが、とてもキュートだった。彼女の仕草が、古い映画を観ているみたい。チャップリンも、そっくりで面白かった。実際、あんなに女好きだったんでしょうか?チャップリンの運転手、本当に日本人なのね。高野虎市さんというマネージャーだそうです。昔のセレブのバカ騒ぎ。皆バカなことをしている。でもやめられない。やめたらカラッポだから。そんな最後の独白が心に残る。山場はないがなぜか飽きずに観てしまう。味のある群像劇だ。

作品の詳細

作品名:ブロンドと柩の謎
原作名:The Cat’s Meow
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ
脚本:ステーヴン・ペロス
公開:アメリカ 2002年4月12日、日本 2003年6月14日
上映時間:114分
制作国:アメリカ、イギリス、ドイツ
製作費:700万ドル
興行収入:370万ドル
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