ドラマ

アメリカン・ソルジャー

兵士の孤独な戦いは永遠に続く

『アメリカン・スナイパー』の脚本家が描く! 本当の戦争

ストーリー:アメリカ陸軍の一兵士としてイラク戦争に出征したアダムは、戦場で地獄の苦しみを味わった末、戦友のビリー、ソロとともに任務を終えて帰国。故郷に戻ったアダムは、愛する妻子と再会を果たすが、イラクで大切な仲間を失ったり、重傷を負わせたりした罪悪感がずっと付きまとい、彼の心は一向に晴れない。帰国後結婚するはずだったビリーは、婚約者に逃げられて自殺。ソロも、戦場の記憶が悪夢のようによみがえって苦悩し続ける・・・。

出演:マイルズ・テラー、ヘイリー・ベネット、ボーラ・コール 、ジョー・コール 、エイミー・シューマー、ブレッド・バイアー、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、ケイト・リン・シール

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 日本人には理解できないかも

日本ではあまり評価は高くないようですが、私は感動しました。というか共感しました。イラクやアフリカのPKOに複数回参加したので。日本と違い、米国の兵士は手厚く扱われていると思っていましたが、心の治療を受けるのに半年以上待たなければならない現実が意外でした。悲惨な目にあったイラク・アフガン帰還兵があまりにも多すぎるのでしょう。是非、日本の政治家や自衛隊の仲間たちに見てもらいたい映画です。

★★★★★ 兵士も軍服を脱げば、傷付いた心は隠しようも無く深い。

アメリカの本国の日常と派遣された戦場での環境は、余りにも隔たりが大きい。そこで起きる過酷な戦いの経験は、本国に戻って当たり前の生活に戻ると、現実とトラウマを抱えた心との乖離した感覚に、猛者たちが打ちのめされて行くのが丁寧に描かれている。現実に今起きている多くの苦悩をアメリカでさえ、容易には対処出来ない。病んでいる帰還兵が多過ぎて、物理的に順番待ちに成ってしまう間に、自殺に陥る多くの命。こんな繰り返しを誰が望むだろうか。今、日本人に見て欲しい映画、だと思う。

★★★★★ 戦争はほぼ全ての人を不幸にする

良作です。ストーリー展開のテンポもよく、最後まで観ることが出来ました。内容は帰還した兵士の心と現実を、とても丁寧に描いた作品でした。戦争は誰の得になるなのかとつくづく考えさせられます。戦争をカッコイイものとしては決していけない。現実は関わる人ほぼ全ての人を不幸にする、こんなにも厳しいのだということを改めて認識しました。実話が基になっていることもあり、説得力が違います。気になった方は、是非観てみてください。

★★★★☆ 戦争経験者のその後の話

非日常の戦場から、平凡な日常の家族の元に戻ってからも苦しみ続ける兵士達のお話です。派手なアクション等はありませんが、それだけにリアリティを感じました。いわゆる戦場経験によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)が、帰還後も一人一人の生活に影響を与えている。国の対処法も、とても大切だと思いました。エンドロールで実際の兵士達のその後の状況が表示されます。時にはこういう深く考えさせられる映画は良いと思うので、評価は星4としました。

★★★☆☆ 戦争の被害者は…

戦場のドンパチものをみたいなら、この映画はみないほうがいい。この映画は戦争を生き抜いた帰還兵の心の物語だから。戦争によって壊れるものは都市や生活や身体だけではない。目に見えない傷のほうが多くのひとを苦しめている。極限の中で壊れた心は、再生されるのだろうか。この映画をみて考えてほしい。

作品の詳細

作品名:アメリカン・ソルジャー
原作名:Thank You for Your Service
監督:ジェイソン・ホール
脚本:ジェイソン・ホール
原作:デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』
公開:アメリカ 2017年10月27日、日本 劇場未公開
上映時間:108分
制作国:アメリカ
製作費:2000万ドル
興行収入:1000万ドル
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