戦地から戻った夫が別人と判った時、妻は初めて真実の愛を知った
リチャード・ギア、ジョディ・フォスター共演。衝撃のクライマックスが感動を呼ぶ、ミステリアス・ラブ・ストーリー。
ストーリー:南北戦争で死んだと思われていたサマースビー(リチャード・ギア)が数年ぶりに村へ帰ってきた。しかし、以前は粗野で冷酷だったのに、一転して優しく品格ある人間に変貌していたことに、妻のローレル(ジョディ・フォスター)は喜びつつも、実は彼が本当のサマースビーではないと確信するようになる。そんな折り、街から官憲が現れ、彼を殺人の罪で逮捕してしまうが・・・。
出演:リチャード・ギア、ジョディ・フォスター、ビル・プルマン、ジェームズ・アール・ジョーンズ、R・リー・アーメイ、ウィリアム・ウィンダム、ラニー・フラハーティ、クラリス・テイラー、フランキー・フェイソン
★★★★★ P.K.ディックのファンには絶対オススメ!
「彼」は何者でしょう。貴女が愛した「彼」の本質はなんですか? 現在の「彼」の実体が以前の「彼」でなくても、貴女はその人を愛しますか? この映画はSFではありませんが、SF作家フィリップ・K・ディックが何度か描いてきたテーマに非常に近いものがあります。ディックファンの私が言うのですから間違いありません。美しい情景とともに、ディック的感動が待っています。騙されたと思ってごらんになってください。追記:DVDで持っているのにNetflixで2017年にあたらめて観ました。ジョディ・フォスターがこの時期とても美しい!※ただし物語の必要上、(2017年の目で観ると激しめの) ベッドシーンや、タバコ作物についた芋虫(バケツいっぱい)が出てきます。お茶の間での大画面ではご注意を。
★★★★★ 昔みて気になっていた
戦争に行って戻ってきた夫が別人にすりかわっており、その人物を愛するようになるという、ありえない話だが、何か心をうつものがある。というか、ジョディ・フォスターの名演にささえられた作品なのかもしれない。とにかくよく出来た映画だ。サスペンス、ミステリー、ラブストーリー、いろんな要素がある。
★★★★★ 人生の最後の賭けに勝った男
人生の最後の賭け、それは男の最後の夢をかなえさせたが、その夢は長くは続かなかった。この作品はそんな男の生き方を描いた名作です。ジャック・サマースビーは6年ぶりに南北戦争から帰郷します。戦前の粗暴な性格はすっかり影を潜め、妻のローレルと支えあいながら、戦争で荒廃した町を救うため新たな事業に乗り出します。しかし、その幸せの絶頂に、過去の殺人の罪で彼は逮捕されます。彼は自分自身の名誉や妻子への愛、住民への土地売却の約束を守るために、甘んじて罪を受け入れようとします。ローレルも彼の真摯な姿勢に心を打たれ、ついに心から彼を受け入れます。法廷でローレルの口からほとばしる夫への愛の叫び、そして独房で彼がローレルに語りかける「君と一緒だったから自分のような男でも立派になれた。」という言葉は胸に響きます。ジョディ・フォスターの演技も光りますが、リチャード・ギアの熱演も感動的です。法廷での展開とその後の「ジャック・サマースビー」の最期には目頭が思わず熱くなってしまいました。
★★★★☆ 何も語らないこと。
2人は「結末」を無言で受け入れる。何も語らないことが逆に多くのことを語っているように思える。恋人と2人きりで見たら、物語の終わりにそっと相手の手を握りたくなる。そんな映画です。
作品の詳細
作品名:ジャック・サマースビー |
原作名:Sommersby |
監督:ジョン・アミエル |
脚本:ニコラス・メイヤー、サラ・カーノチャン |
公開:アメリカ 1993年2月5日、日本 1993年6月12日 |
上映時間:114分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3000万ドル |
興行収入:1億4000万ドル |
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