ハミ出し刑事ジャックと囚人レジーが帰って来た!暗黒街の大物を追って再び48時間の危険な追跡が始まる!
ストーリー:48時間の捜査を終え、ふたたび刑務所に戻ったレジー(エディ・マーフィ)が暗黒街のボス、アイスマンの秘密を握っていると睨んだ刑事ジャック(ニック・ノルティ)は、再びレジーの元を訪れる。一度は協力を断ったレジーだったが、やがて自分の身も危険と察知してジャックの要求をのみ、捜査に加わることに・・・。
キャスト:エディ・マーフィ、ニック・ノルティ、ブライオン・ジェームズ、ケヴィン・タイ、エド・オロス、アンドリュー・ディヴォフ
★★★★☆ Not Only the Another…
本作はLawrence Gordon(製作)、Walter Hill(監督)、James Horner(音楽)という前作と同じスタッフによる続編で、ストーリー的には謎の売人を追うSFPD(サンフランシスコ市警)の刑事と同じ売人から間接的に命を狙われる囚人という形で前作と同じコンビが成立するという展開となっています。前作では1にN.Nolte、2にE.Murphyの順番だったのが続編では2人の人気度の変化を反映して逆転しているというのは有名な話ですが、Brion JamesとEd O’Rossという1980年代ハリウッドの名悪役2人が準主役級で顔を揃えているという点も注目に値するかと思います。また本作は技術的にはトランポリンの多用というか乱用で有名な作品なので、普通の銃で撃たれた人間がまるで爆弾で吹き飛ばされたの如く宙を舞うシーンが続出するのが映像的に面白いです。
★★★☆☆ まあまあ
サブポジションだったエディ・マーフィーが主役級に昇格しまったため、前作の面白さが薄まってしまった続編。事件の黒幕”アイスマン”の正体も、あまり印象に残らない人物でインパクトに欠けます。ただ、護送トラックのシーンやクライマックスの銃撃戦など、派手なアクションは結構楽しめます。
★★☆☆☆ 見ててつらくなってきます
48時間の魅力はノルティとマーフィーの「君たち本当にうまくやっていけるの?」という危なっかしさを感じさせる、二人の絶妙な駆け引きにあったと思います。「バッドボーイズ」のような雰囲気、といったほうがしっくりくるかもしれません。前作はそれに加えてマーフィーの”伝説の”マシンガントークが炸裂し、非常に見ごたえのあるものでした。しかしながら今作を見て感じたことは、そういったぶつかりあいがなりを潜め、ノルティの遠慮がちな演技だけが目立ってしまっている、というところでした。前作から続編(今作)までのブランクでマーフィーが役者として出世した結果、それがシナリオにも現れているという感じですね。「本気のぶつかり合い」がないため今作の魅力は全く感じませんでした。
作品の詳細
作品名:48時間PART2/帰って来たふたり |
原作名:Another 48 Hrs. |
監督:ウォルター・ヒル |
脚本:ラリー・グロス、ジェブ・スチュアート |
公開:アメリカ 1990年6月8日、日本 1990年10月19日 |
上映時間:95分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3800万ドル |
興行収入:1億5300万ドル |
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