ドラマ

セブン・イヤーズ・イン・チベット

実在したオーストリアの世界的登山家ハインリヒ・ハラーの原作を映画化

ストーリー:1939年秋、ナチス統制下のオーストリア。有名な登山家ハインリヒ・ハラー(ブラッド・ピット)は世界最高峰の制覇を目指し、ヒマラヤ山脈の最高峰、ナンガ・パルバットを目指して旅立った。だが、第二次世界大戦の勃発により、イギリス植民地のインドで捕らえられ、戦犯の捕虜収容所に送られイギリス軍の捕虜となってしまう・・・。収容所での生活も2年を超えた1942年9月。同じく捕虜となった登山仲間とともに収容所を脱出し、そこからヒマラヤ山脈を越える決死の脱出。幾多の危機を乗り越え辿り着いたのは外国人にとって禁断の地であるチベットだった。そして、ハラーは若き宗教指導者ダライ・ラマと出会うことに・・・。

出演:ブラッド・ピット、デヴィッド・シューリス、インゲボルガ・ダクネイト、B・D・ウォン、マコ岩松、ダニー・デンゾンパ、ヴィクター・ウォン、ジャムヤン・ジャムツォ・ワンチュク、ラクパ・ツァムチョエ、ジェツン・ペマ

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ チベットの風習がよくわかる

もちろんブラッド・ピットはかっこいいですが、異郷の地チベットでの生活からチベット人の純粋な心、宗教にねざした文化風習が垣間見られます。

★★★★★ 別れのバターチャイ

映像良し、衣装・調度品良し、気品あり。初めてブラピがダライ・ラマと対面するシーンがとてもいいです。若きダライ・ラマが、純真に異国の人間に興味を持つ、その態度が清清しい。若くして高貴な人柄を感じさせるダライ・ラマに対して、ブラピの傲慢な俗っぽい人間性が徐々に本来持っていた人の良さを引き出すことになったりして面白い。封建領主的な絶対権力をもつダライ・ラマと、唯物論で10億人を治めていかなければならない中国共産党は、絶対相容れないものであったでしょうが、そのどちらを支持するかはとても難しいです。この映画はあくまでアメリカ映画なので、ジャン・ジャック・アノーがいくらチベットや大自然や人間性の本質を描こうとしても、アメリカ的な視点が中国批判になってしまっていて、現代を描ききっていない歯がゆさは感じてしまいます。今、生きている14世がモデルの映画だということは、どうしても政治的になりがちな要素ですから、ここをきっかけに色々と考えるスタートになっていけばいいのかな、と思ったりします。あの別れのバターチャイには万感の想いがこもっていて、生涯忘れられぬ美味しさなんだろうと思いました。

★★★★☆ 中国軍によるチベット侵略。

後半の中国軍によるチベット侵略は壮絶でした。それまでの牧歌的でほのぼのとした雰囲気が一変して、残酷で目を背けたくなるような恐ろしいものに変わってしまいました。わたしはこの映画を見るまではよく知らなかったのですが、今の時代にあんな恐ろしいことが大国の軍により行われているのですね。日本のマスコミは何故、報道しないのか不思議で仕方ないのですが、このような映画を通じてたくさんの人にチベットの悲劇が知れ渡ることは、大変に意義のあることだと思います。こういうのも映画のもつ力なのでしょう。

作品の詳細

作品名:セブン・イヤーズ・イン・チベット
原作名:Seven Years in Tibet
監督:ジャン=ジャック・アノー
脚本:ベッキー・ジョンストン
公開:アメリカ 1997年10月8日、日本 1997年12月13日
上映時間:139分
制作国:アメリカ
製作費:7000万ドル
興行収入:1億3100万ドル
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