スリラー

ケープ・フィアー

異常な犯罪者が仕掛けた壮絶な復讐劇!

サイコ・スリラーの名編「恐怖の岬」(’62)を「ギャング・オブ・ニューヨーク」の異才マーティン・スコセッシが再映画化

ストーリー:女性に対する暴行罪で投獄されたマックス・ケイディ(ロバート・デ・ニーロ)。間もなく14年の刑期を終える彼は、自分を敗訴に追い込んだ弁護士サム・ボーデン(ニック・ノルティ)に異常な憎悪を燃やしていた。鍛えた肉体に復讐の言葉を刺青として刻み込み、法律書を読み込んで刑法を学んだマックス。彼は、出所すると執拗にサム一家に接近し、法律の盲点をついた嫌がらせを繰り返す。常軌を逸したその行動に恐怖を感じたサムは、妻ジェシカ(ジェシカ・ラング)と年頃の娘(ジュリエット・ルイス)を連れ、水上のクルーザーに身を隠すが、そこにも恐ろしいマックスの罠が待っていた・・・。

出演:ロバート・デ・ニーロ、ニック・ノルティ、ジェシカ・ラング、ジュリエット・ルイス、ジョー・ドン・ベイカー、グレゴリー・ペック、イリーナ・ダグラス、マーティン・バルサム、ロバート・ミッチャム

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 傑作スリラー。見逃すな!!

『グッドフェローズ』、本作、『カジノ』と、この時期のスコセッシ×デニーロのコンビは文字通り神がかってるね。古典スリラーを意識したカメラも演出もバッチリ決まってて、バーナード・ハーマンのいかにもホラーって感じのスコアに載せて、アクセル全開のデニーロが怖い怖い。

★★★★★ 「怖い」の一言につきるスリラーの大作

「自分の弁護士は、自分の弁護に死力を尽くさなかった」と恨むレイプ犯マックスは復習を決意。出所後、ボールデン弁護士ばかりか、家族に近づき始め、一家を恐怖へと追い込んでいくという物語。柔和な表情の裏に潜む悪意に気付かず、罠にはまって行く娘を引き金に、労力も時間も惜しまず、じわりじわりと一家を追い詰めていく様は、とてもリアルで、「怖い」としかいいようがありません。グロテスクな描写など何もなく、ひたすら精神的に怖い作品です。

★★★★☆ 恐るべしジュリエット・ルイス

デニーロの上手さは毎度のことですが、ジュリエット・ルイスの上手さには驚かされました。表情や動きのひとつひとつがリアルと言うのか、細かいと言うのか…。中でもデニーロの指を口に含んだ時の表情が個人的にはイチ押しです。

作品の詳細

作品名:ケープ・フィアー
原作名:Cape Fear
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ウェズリー・ストリック
公開:アメリカ 1991年11月15日、日本 1991年12月21日
上映時間:127分
制作国:アメリカ
製作費:3500万ドル
興行収入:1億8200万ドル
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