名優の競演による男の闘いと美学に酔いしれる!
1930年代のシカゴ暗黒街のボス、アル・カポネと財務省特別捜査官エリオット・ネスとの戦いをブライアン・デ・パルマ監督が風格ある映像で見事に描く傑作ドラマ。
ストーリー:1930年15日、朝刊を広げたエリオット・ネス(ケビン・コスナー)の端正な横顔が曇った。爽やかな朝に不似合いな記事だった。ギャングの抗争に巻き込まれた少女が死亡。財務省からシカゴに特別調査官として派遺された彼の新任の朝だった。禁酒法下のシカゴでは密造酒ともぐり酒場は実に10億ドル市場といわれ、ギャングたちの縄張り争いは次第にエスカレートし、マシンガンや手榴弾が市民の生活を脅やかしていた。なかでもアル・カポネ(口バート・デ・二一口)のやり方はすさまじく、夜の帝王として君臨していた。ネスの使命は密造酒の摘発とその元凶カポネに引導を渡すことだった。だが使命感に燃えるネスを愕然とさせる事実が判明した。カポネは警察の上層部から市長まで買収していたのだ。ネスは早速信用できる部下捜しを開始した。やがて彼の下に3人の男が集まった。シカゴ警察で唯一カポネの力に屈服しない警官マローン(ショーン・コネリ-)、警察学校中で射撃ナンバー1の腕をもつストーン(アンデイ・ガルシア)、腕ききの査察官ウォレス(チャールズ・マーテイン・スミス)。彼らの働きは目ざましく、次々と密造酒工場を摘発して行った。いかなる者にも買収されない彼らを人々は、“アンタッチャブル”と呼んだ。窮地に追い込まれたカポネは遂に、アンタッチャブル皆殺しを部下に命じた。更に彼らの家族までも・・・。
出演:ケビン・コスナー、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア、チャールズ・マーティン・スミス、ロバート・デ・ニーロ、ビリー・ドラゴ、パトリシア・クラークソン、クリフトン・ジェームズ、ブラッド・サリヴァン
★★★★★ 何度も見たい
ギャング映画といっても重厚感があり、血生臭さはなく品を感じます。最初はなんとなくちぐはぐなイメージの四人に思えましたが、特典映像の解説を聞くと納得です。カポネ役のデ・ニーロはぴったりで素敵です。スーツに帽子というこの時代の男性のファッションが美しくて、現代のチープな服装を思うと昔の男性は味わいと風情がありやはり男も女もこうあるべきと思ってしまいます。
★★★★★ 男の映画かと
出演の男優陣が豪華です。若き日のケビン・コスナー、かっこいい。ちょっと切れたカポネを演じるデニーロも最高です。これが出世作といってよい、アンディ・ガルシアもかなりステキ。ショーン・コネリーについては、表現の言葉がみつからないくらい渋い。これだけハゲの似合うおじ様は、他にいなと思うな。個人的な一番の見所は、全面衣装提供をしているアルマーニ。ケビン・コスナーのスーツはもちろんかっこいいですが、アルマーニと聞くと、ショーン・コネリーの汚い(というかおやじ?)衣装も、すばらしくおしゃれに見えてくるから不思議です。前編漂う”こじゃれた”雰囲気は監督の力だけではないでしょう。男なら、一度は見るべき名作です。
★★★★☆ いつでも、繰り返し見たい作品です。
本来、シリアスで重くなりがちなテーマを、ブライアン・デ・パルマ監督が、巨匠らしい実にエンタテインメント性に溢れる作品に仕上げている。何度観ても笑い、泣き、怒り、そしてハラハラさせられる。いずれも魅力的なキャスティングであるが、特にアンディ・ガルシアのかっこよさはただ事ではない。最後のネスとの別れのシーンでは、うっすらと涙を浮かべていて、もらい泣きしてしまう。作品を通してクールな役柄を演じているから、なおさらである。レンタルではなく、DVDを購入して「しばらく観てないなぁ。」と思った時に繰り返し観たい作品である。
作品の詳細
作品名:アンタッチャブル |
原作名:The Untouchables |
監督:ブライアン・デ・パルマ |
脚本:デヴィッド・マメット |
公開:アメリカ 1987年6月5日、日本 1987年10月3日 |
上映時間:119分 |
制作国:アメリカ |
製作費:2500万ドル |
興行収入:1億600万ドル |
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