その善悪に境界はあるのか
国境麻薬戦争の「今」を極限の臨場感で捉えたサスペンス・アクション
ストーリー:巨悪化するメキシコ麻薬カルテルを殲滅すべく、特別部隊にリクルートされたエリートFBI捜査官ケイト(エミリー・ブラント)。特別捜査官(ジョシュ・ブローリン)に召集され、謎のコロンビア人(ベニチオ・デル・トロ)と共に国境付近を拠点とする麻薬組織・ソノラカルテルを撲滅させる極秘任務に就く。仲間の動きさえも把握できない常軌を逸した極秘任務、人が簡単に命を落とす現場に直面したケイトは、善悪の境界が分からなくなってゆく。麻薬カルテルを捕えるためにどこまで踏み込めばいいのか?法無き世界で悪を征する合法的な手段はあるのだろうか?得体の知れない悪を前に、知れば知るほど深くなる闇の行く末とは・・・。
出演:エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン、ヴィクター・ガーバー、ジョン・バーンサル、ダニエル・カルーヤ、ジェフリー・ドノヴァン、ラオール・トゥルヒージョ、フリオ・セサール・セディージョ、マキシミリアーノ・ヘルナンデス
★★★★★ ベニチオ・デル・トロの凄まじい演技力に脱帽。
久々に骨太のアクション・サスペンスに堪能し、麻薬カルテルの恐ろしさに恐怖、身震いをおばえた。ボーダーライン2楽しみです。
★★★★★ 見たかったので。
現実に今ある社会問題というか、国内戦争になってるメキシコが舞台で、きれいごとや規則、法律では太刀打ちできない部分ですよね。よく表現されています。物語としてもストーリー性の高いものですね。現実にある生活の怖さが伝わってきます。
★★★★★ 公的機関の表と裏
2作目と続けてみると面白い。公的機関の「裏の顔」って必要なのかを考えさせる作品。さらに「法って何?」かをも考えさせる。「法の限界」なのか、「それを作っている人たち、運用している人たち(議員、省庁役人)」の問題なのか?人の利害関係で「正義」も変わる?
★★★★☆ 秩序のある世界とない世界
暗めのストーリー展開ながら、息を飲むシーンが続き、退屈する暇がない。また、やや複雑な構造の物語のため、理解するのも容易ではない。ただ、ボーダーラインというタイトルが、米国とメキシコの国境意外にも、人と人との間の線、自分自身の心の中の線、そして、秩序のある世界とない世界の線など、いくつか意味をもっているように解釈できる点が優れていると感じた。仕事という名の下に、悪事に手を染めざるをえない人間がいるが、その人間にも家族がいて、一家の大黒柱を失った妻や子が、それでも生きていかなければならないことを考えると、悲しみが溢れてくる。我々、日本人は、平和な世の中を生きられることをもっと感謝しなければならないのかもしれない。
作品の詳細
作品名:ボーダーライン |
原作名:Sicario |
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
脚本:テイラー・シェリダン |
公開:アメリカ 2015年9月18日、日本 2016年4月9日 |
上映時間:121分 |
制作国:アメリカ |
製作費:3000万ドル |
興行収入:8400万ドル |
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