ラブ・ロマンス

輝きの海

孤独な男女の運命的な出逢いと思いもよらない結末までを描いた、ジョセフ・コンラッドの名作小説を見事に映画化した珠玉のラブ・ストーリー。

ストーリー:美しい海をのぞむ英国南西部コーン・ウォール。エイミー(レイチェル・ワイズ)は、誰からも愛されず独りで生きることを覚悟していた。類稀な美しさと気高い心を持ちながらも、その悲しい生い立ちと多くを語らない寡黙さゆえに、周囲に理解されず孤独と背中合わせの日々。唯一彼女の心を慰めるのは、どこまでも深く青い海と、その海岸に流れ着く美しい漂流物だけだった。そんなある日、難破船からただ1人流れ着いた「彼」がエイミーの世界を変える。宿命的な出逢い。誰にも侵せない深い絆。そして永遠を誓い合う2人。やがて訪れる運命のいたずらに気づくこともなく・・・。

出演:レイチェル・ワイズ、イアン・マッケラン、キャシー・ベイツ、ヴァンサン・ペレーズ、ジョス・アクランド、トム・ベル、ゾーイ・ワナメイカー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 名作! 輝きの海

ヴァンサン・ペレーズ目当てで観たのですが、これは隠れた名作ではないでしょうか(私が知らなかっただけかも知れませんが)。主人公エイミー演じるレイチェル・ワイズも光ってます。雄大な自然、それと対極をなす閉鎖的な田舎の村社会。エイミーとヤンコの初々しさが微笑ましく、彼女の一風変わった内面にも共感しました。でも全体を通して思うのは、「それでもそこに住む限り、彼らと関わらずには生きて行けない」という事。映画「スカーレット・レター」のヘスターのようでハラハラし、そして案の定・・・。でもしっかり描いたのが逆に良かった。その一瞬が人生を変えてしまう事のリアルさが生々しくていい。彼女がそうなってしまった責任は周囲に問いたいもの、他に方法はなかったのか色々考えさせられました。※原作は読んでいないので無知な部分はお許しを。

★★★★★ 悲しく、けれど美しい物語

実は、タイトルが凡庸だったので、あまり期待せずに観た。ところが、「まあ、ちょっと暇つぶしに」という気持ちは、ほとんど一瞬にして失せた。のっけから、映像の美しさに引き込まれ、「ああ、なぜこれを映画館で観なかったろう?」と、後悔することしきり。断崖絶壁、荒海、そして母と息子。オープニングの美しさは忘れがたい。音楽も、邪魔にならず、密やかに色を添えていて好ましかった。ストーリーは、一言で言ってしまえば、悲しい物語。けれど、それは決して、嫌な感じのする、「観なければよかった」と思わせるような、陰惨なものではない。観終わって、心に残ったのは、むしろ温かい気持ちだった。誤解、偏見、いわれのない悪意、そして行き違い、巡り合わせ、あるいは過ち──。そんないろんなものに翻弄されて、人は時としてひどく苦しむこともあるけれど、それでも、許し合って、支え合って、生きていくものなのだ。そんなことを改めて感じさせられた。悲しく、けれど美しい物語だった。

★★★★★ 深い愛情の魂のふれあい。文芸大作。

まずはロシアの風景、それもウラルの方の少数民族の部落が映し出され、私は観ながら、まったくこの映画の展開とは違うことを考えておりました。これは小説家も監督もうまい伏線を引いているわけです。次の伏線がまた深い。それは英国の海に面した村の閉鎖性とそれに起因する主人公の女の子の出生の複雑さと無知なような態度に対する偏見です。すなわち明るい性格で素直に育った青年が夢のある旅に出て、虐げられている、ちょっと控えめな性格の女の子と出会う運命の物語です。まさに異文化交流なんですね。そしてそれも一目で恋に落ちる「赤い糸で結ばれている運命」のような出会いです。この海から運ばれてきた最愛の伴侶、という寓話性がこの物語をとても美しいものに変えるのです。コンラッドさすがにうまい。内容が暗いようですが、とてつもない夢の世界を構築した原作であり、うまい映画化だと思います。愛するべきものは結ばれるのです。また結ばれるべきものは必然のごとく出会うのです。本当に良い映画でした。魂のふれあいを感じました。この点において文芸大作だと確信しております。

★★★★☆ これぞイギリスの風景

嵐で遭難し漂着したロシア人をヴァンサン・ペレースが、狭いコミュニティーの中で変人扱いされる意志の強い女性をレイチェル・ワイズが演じる。人生の理不尽さに対して無言で抵抗する彼女のかたくなで不器用な生き方が哀しい。イギリスの荒涼とした風景の映像がとても美しい。『ロード・オブ・ザ・リング』のイアン・マッケランとキャシー・ベイツがしっかり脇を固めてます。ちなみに・・・キャシー・ベイツは理解ある女性の役。なにか怖いことをするんじゃないかとどきどきしながら観ていたのは私だけでしょうか・・・(『ミザリー』とは違いました)

作品の詳細

作品名:輝きの海
原作名:Swept from the Sea
監督:ビーバン・キドロン
脚本:ティム・ウィルコックス
原作:ジョセフ・コンラッド『エイミー・フォスター』
公開:カナダ 1997年9月9日、日本 1999年6月26日
上映時間114分
制作国:アメリカ、イギリス、カナダ
興行収入:20万ドル
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