スリラー

激流

落差90m、生存率10万分の1。息もつかせぬ111分の未体験ゾーンにあなたはどこまで耐えられるか!

『ゆりかごを揺らす手』のカーティス・ハンソン監督による、激流下りのスリルと殺人者の恐怖をからめた斬新なサスペンス・スリラー。

ストーリー:仕事一途の夫トム(デヴィッド・ストラザーン)と離婚の危機にあるゲイル(メリル・ストリープ)は、息子と共に激流下りを楽しもうとした。夫も仕事から駆けつけ、幸せに包まれた瞬間、逃走中の強盗殺人犯一味が一行に加わり、通行不可能と言われる激流ガントレットを下るよう強要した・・・。

出演:メリル・ストリープ、ケヴィン・ベーコン、デヴィッド・ストラザーン、ジョゼフ・マゼロ、ジョン・C・ライリー、ベンジャミン・ブラット、グレン・モーシャワー

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 「緊張感」溢れる秀作!

昔、TVで観ていて面白かった。特に、映画名に興味は無く、微かに記憶に残っていたのは「ケヴィン・ベーコン」が出演していた。…という事だけ。久しぶりに鑑賞すると「ケヴィン・ベーコン」の”悪役っぷり”が素晴らしい!昔は分からなかったけど、今思えば、主人公の女性は「メリル ・ストリープ」だったのはチョット「意外」でしたね。「メリル・ストリープ」が、サスペンス・アクション映画に出るのは【極めて貴重!】だと思います。また、旦那の命令は全く聞かないけれど、妻に命令されたらすぐに聞き入れるマギー(飼い犬)の存在もいい意味で、良い「アクセント」になっていましたね。そして、画面に広がる「雄大な自然」は、綺麗で壮観!!迫力満点の「激流下り」も見応えがあり、素直に面白い。
『お勧め!』です。

★★★★★ 演技派

メリル様の演技力と挿入歌の絶妙なバランスに脱帽しました。冷え切った家族の絆を問う中で、大きな犯罪と、雄大で残酷な自然とのぶつかり合いが生じ、大切な物の順序を変えるというある意味運命に翻弄されたような形がリアルに心に響きました。恐怖シーンにさほど恐怖的な音楽をいれずに、クラシックを使ったところにうまさを感じました。大変自然に撮られていたので、演技力も感じました。

★★★★☆ カーティス・ハンソン監督作品

かつてTV放映で視て二度と見ないとクサした映画だが、カーティス・ハンソン監督作品と知り、時を経て改めて視聴。
クサした理由のひとつを思い出したが、川に落ちたのに、次のシーンで服が乾いているのは現実的ではないと鼻白んだ。そこは見どころではないので見逃して、というのが製作側の考えかもしれないが。当時としては、激流下りの映像は先駆的。後の監督作品『マーヴェリックス』のサーフィン映像も含め、日常で目にすることのないアトラクション要素を映画に取り入れるのが上手い監督。カーティス・ハンソン監督の他作品と同じく、サスペンスや人間の情動を視聴者が次々と追いかけるように描いていて素晴らしいが、本作は説明的でやや冗長な感じ。主演のメリル・ストリープ含め俳優陣が、激流に臆せず演じたことに拍手。

作品の詳細

作品名:激流
原作名:The River Wild
監督:カーティス・ハンソン
脚本:デニス・オニール
公開:アメリカ 1994年9月20日、日本 1995年4月22日
上映時間:111分
制作国:アメリカ
製作費:4500万ドル
興行収入:9400万ドル
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