重要案件のため裁判所に急ぐ弁護士のギャビンと、親権を巡る裁判へ急ぐギブソン。ふたりが起こした些細な接触事故から、彼らの人生は狂い始める・・・
監督は『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッチェル。社会的に正反対の立場にいる2人の男を通して、エスカレートしていく憎しみを描き出す。脇を固めるのは、監督として映画も撮っているシドニー・ポラック。『アイズ・ワイド・シャット』でも見せたように、曲者ぶりを存分に発揮している。心の中にある罪の意識に気づくことが大切だと『チェンジング・レーン』は教えてくれる。
ストーリー:発端は、自動車事故。敏腕弁護士(ベン・アフレック)は、保険のセールスマン(サミュエル・L・ジャクソン)の車と接触事故を起こすが、傲慢な態度でその場を立ち去る。現場に残してきてしまった重要なファイルを取り戻そうとするベン・アフレック。ファイルさえ戻れば、何もかもうまくいく。その一方、何もかもを失いそうなサミュエル・L・ジャクソン。家族は彼のもとを去ろうとしており、貯蓄も底をついていた・・・。
出演:ベン・アフレック、サミュエル・L・ジャクソン、キム・スタウントン、トニ・コレット、シドニー・ポラック、リチャード・ジェンキンス、アマンダ・ピート、ウィリアム・ハート
★★★★★ 些細なキッカケが
いやはや、とても素晴らしい脚本の映画だと思います。たかが交通事故、されど人生が大きく変わるとは。映画とは別に、普段の生活の中にもこのような些細なキッカケが基にこのような事があるんじゃないか?!と考えさせられる内容でした。毎日を感謝して生きていきます。
★★★★★ 後悔は先に立たぬもの・・・
アルコール依存症から立ち直り家族を取り戻そうとする男と、逆玉に乗りバリバリと働く若手敏腕弁護士の人生が突然交錯した長ぁ~い!長ぁ~い!一日のお話。“後悔は先に立たぬもの”事故現場での示談に応じなかったために自分でまいた『不幸』に押し潰されそうになりながらも、その『不幸』に立ち向かい自己発見をすることによって人としての『良心』に気付き“新しい人生の車線”を発見するという、一人の男の美しい“人生劇場”であるが、これはあくまでもベン・アフレック側から見ただけのお話。そこで問題なのは、このベン・アフレック扮する若手敏腕弁護士の“新しい人生の車線”を発見するために巻き込まれてしまった男はどうなってしまうの???ということである。ただ事故に巻き込まれただけでなく、親権を巡る裁判に遅刻してしまい、人としてのモラルを問われるは、親権を取られてしまうはで踏んだり蹴ったり悲惨も悲惨である。またこういう悲惨極まりない役をサミュエル・L・ジャクソンがメチャクチャ上手に演じているではないですか!素晴らしい!の一言です!!!予告編では、かなりストーカーチックで陰湿なイメージが強かったけど、なかなかどうしてハートフルな映画でした。
★★★★★ 本当に観て良かった!
久しぶりに当たりの映画を引きました!最初は復讐劇が激しいアクション映画を想像してましたが、実際にはアクシデントにより事故の加害者・被害者の双方が自分の生き方や考え方に気付かされるという内容です。映画の内容は予想とは違いましたが、内容は決して悪くなく、むしろこうしてわざわざレビューを書きに来るぐらいの良作でした。人それぞれ人生に歴史があり、ドラマがあるんだなぁと思いました。素晴らしい映画です。主役の二人だけでなく脇役までみんな良い味を出していて、素晴らしいキャスティングでした。特に法律事務所に面接に来たパーマの弁護士が素晴らしい!ベン・アフレックの対応も良い!!
★★★★☆ サスペンスかとおもいきや
この映画を見る前は映画内容を見るといかにもサスペンスだと思ってました。途中までサスペンス的な感じで物語が進んでいたけど、最後はハッピーエンドで気持ちよく終わった。若きエリートの男とうだつが上がらないダメ親父の男が交通事故で出会った奇跡ともいいましょうか・・・自分たちが生きているこの現実でも起こりえる内容だと思います。人は街を歩いている時にいろんな人とすれ違っていますが、何も無ければ、そのすれ違っている人とは自分の人生で二度と関わる事がないはずなのに、ある出来事で自分だけでなく自分の周りの人間の人生をも変えてしまうかもしれない・・・そう考えると、1日1時間1分1秒もしっかりと後悔なく生きていかないと感じました。
★★★☆☆ 一日に詰め込みすぎ
良い素材、ストーリーだと思うのですが、一日にすべてを詰め込みすぎでいて、作成側の都合の良いように見えてしまいます。ただでさえこのようなストーリーはありえそうもないところ、それを一日にこだわっていることでさらに作品との距離感を感じてしまいました。ただ一度は見る価値がある作品だと思います。
作品の詳細
作品名:チェンジング・レーン |
原作名:Changing Lanes |
監督:ロジャー・ミッシェル |
脚本:チャップ・テイラー、マイケル・トルキン |
公開:アメリカ 2002年4月12日、日本 2002年11月9日 |
上映時間:98分 |
制作国:アメリカ |
製作費:4500万ドル |
興行収入:9400万ドル |
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