ドラマ

ワールド・トレード・センター

これは勇気と家族の絆、そして不屈の精神を描いた実話である。監督は、アカデミー賞3度の受賞に輝くオリバー・ストーン。

2001年9月11日、恐怖と絶望に包まれたあの日。遭難する人を救助するため命を顧みず世界貿易センタービルに入り倒壊した瓦礫に封じ込められた港湾局警察官ジョン・マクローリンとウィル・ヒメノたちがいた。彼らの生還を待ち続ける家族。憎むべき悪を引き起こしたのも人間であったが、その出来事の中で必死になって生きようとし、ひとりでも多くに人々を救出しようとしたのもまた、同じ人間だった。極限状態で生まれた真実だけが伝えらる、心を揺さぶられる感動。信じられないほどの「悲劇」と向き合うために私たちができることは事実をありのままに見つめながら、その中から<真の意味で素晴らしい人間の姿>を探し出すことに他ならない。それこそが、全世界を震撼させた”事件”、そしてこの”映画”が私たちに問いかけていることなのである。

ストーリー:2001年9月11日、救出作業のため世界貿易センターに向かっジョンとウィルは、崩壊した建物の瓦礫の下に埋まってしまう。生還の望みを捨てず生き抜こうとに共に闘う2人の間には固い絆が生まれるが、そんな彼らの身に想像を絶する出来事が次々と起こる。そして2人を待つ妻たち、生存者や救助に携わる人々の目の前では、誰も予想すらしなかった事態が展開していくのだった。

出演:ニコラス・ケイジ、マイケル・ペーニャ、マリア・ベロ、マギー・ギレンホール、スティーヴン・ドーフ、ジェイ・ヘルナンデス、マイケル・シャノン、ジュリー・アダムス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 泣けた。

わんわん泣けた。単純に感動して泣けた、助かったとき、家族との再開、救出劇。もうあの惨劇から何年経つんだろう。当時深夜、テレビ画面に映った旅客機激突映像の瞬間を見て凄い恐怖を感じたのを覚えている。戦争になるだろうと思った。旅客機の乗客らの恐怖やビルに残された人々の恐怖を想像して恐ろしいと感じたのを今でも覚えている。

★★★★★ 悲しい映画

特に好きな俳優が出てるわけでもないし、監督のオリバー・ストーンも自分はよく知りません。単純に9.11、アメリカに居た人達に何が起こったのかを知りたくて見ました。9.11のあの日、自分はそろそろ寝ようかとテレビのリモコンを手に持ちつつ、テレビ画面を眺めていました。チャンネルを回すと、そこには大きいビルから煙が出ているLIVE映像が。「なんだこれ・・・?事故?」と少し見ていると、小型旅客機がビルに追突との速報が。その速報を見て、「・・・大変だなぁ、こりゃあ・・・」とそれしか感じなかった自分は、とても幸せだったんだな、と感じました。映画というよりもドキュメントっぽい映画で、コレといった大きな展開こそありませんが、見ていて飽きさせません。生き埋めになった警官、ヒメノとマクローリン。この二人が果たしてどうなってしまうのか?本当に先が読めませんでした。崩れたビルの破片やガレキが「ズゴゴゴゴ・・・」と唸りを上げて落ちてくるたびに手に汗握ります。その度にマクローリンとヒメノは叫び、恐怖に怯えるシーンは見ていて本当に疲れる。「頑張れ!助かるから!」と何度も心の中で思いながら見ているうちにドンドン感情移入してしまい、映画を見終わった頃には精神的に疲れ果てました(笑)。でも、それだけ熱中して見れる映画です。9.11の被害にあった方々の遺族はこれをどんな気持ちで見ているんでしょうか。きっと辛すぎて見れない人もいるでしょうね。なんか、そんな事を考えながら見ていて辛くなりました。ビルの近くにいた人達はビル崩壊後の粉塵が肺に入り、今も病気で苦しんでいるそうです。9.11から結構な歳月が経ちましたが、今も9.11のあの日起こったことは今現在も続いているのだと感じました。劇中で、元・海兵隊の男が最後に発した台詞、「見ていろよ・・・」。これが戦争の始まりなのだと感じさせます。

★★★★☆ オリバー・ストーンならではの切り口

許されぬ憎むべきテロと救助に向かった警察官が二次被害に遇い、生き埋めになった本人と家族の証言に拠る実話です。 この救出劇が、とても生々しく描かれ、胸に迫ります。そしてこの同時多発テロで甚大な多国籍の人達がなくなったと表示され、ラストに『あの日戦い、命を落とし負傷した方々に、この映画を捧ぐ』とメッセージが出ます。私も哀悼と卑劣で残酷なテロを憎まずにはいられません。

★★★☆☆ 内省的な物語

アクションや華々しい見せ場はありません。極限で死や絶望、無力感に押しつぶされそうになる時に、人は何を思って生きるのかを描いた物語です。

★★★☆☆ ニコラス・ケイジが良かった

崩壊した街がリアルに迫ってきた!最初から緊張感の途切れない展開、あの事件と思うとドキドキしました。終盤、たくさんの行方不明者の写真は、なんともいえない気持ちになりました。残念だったのは、この物語の舞台が、あのワールド・トレード・センターでなくても成立してしまうことです。この題材を、人間ドラマな視点だけで描いているのも、とても意外でした。とはいえ、ニコラス・ケイジが登場するだけで気分が盛り上がった!救出劇の感動、そしてエンドロールの切なさに胸が熱くなりました・・・。

作品の詳細

作品名:ワールド・トレード・センター
原作名:World Trade Center
監督:オリバー・ストーン
脚本:アンドレア・バーロフ
公開:アメリカ 2006年8月9日、日本 2006年10月7日
上映時間:129分
制作国:アメリカ
製作費:6300万ドル
興行収入:1億6200万ドル
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