ドラマ

ミリオンダラーベイビー

2004年アカデミー賞主要4部門受賞!

不器用な老ボクシングトレーナーと家族の愛を求める女性ボクサーの愛と絆の感動作!

ストーリー:ロサンゼルスでボクシングジムを営む老トレーナーのフランキー(クリント・イーストウッド)は、指導力にこそ定評があるが、選手を大事にするあまりそれに飽き足らない選手たちに逃げられ続けていた。ある日彼のジムに31歳のマギー(ヒラリー・スワンク)がやってくる。フランキーは彼女の入門を拒むが、友人のエディ(モーガン・フリーマン)は彼女のボクサーとしての素質を見抜いていた。毎日ジムに足を運び、黙々と練習をする彼女の姿に、フランキーはトレーナーを引き受けることにするが・・・。

出演:クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、ジェイ・バルチェル、マイク・コルター、ルシア・ライカ、アンソニー・マッキー、マーゴ・マーティンデイル、リキ・リンドホーム、マイケル・ペーニャ、ベニート・マルティネス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 「名作」という言葉では足らない

老いてからのイーストウッドの仕事はもはや神の御業とも言える。そう確信させてくれた作品。女性ボクサーの人生を通じてアメリカンドリームと生を繊細かつ残酷、そして実に生々しく描き、トレーナーを通じ我々に向き合わさせられる。言葉が出ないほど素晴らしい。決して泣かせにかかるような映画ではないが思い出すだけで嗚咽と涙が出てくる。思うことは見た人それぞれ違うかもしれないが、それぞれの胸に深く刻まれるであろう一本。

★★★★★ 現実は甘くはない

スポ魂、サクセスストーリーかと思いきや裏切られました。「現実」の一言につきます。生きていく上では善いこと悪いことが常に出来事として起こっている。ときにそれは受け入れる側の許容範囲を超えて襲いかかってくる。全体的に陰影の強い映画ですが、視聴者のこれからの人生にてこの映画の場面場面を日常に見出すことがあるのではないでしょうか。境遇は違えど、誰にでも辛い選択、悲しい現実に遭遇することはあります。そんなときにそっと寄り添ってくれる映画のような気がするのです。演技演出に関してはあえてなにも書きません。文句なし、流石の一言。何度観てみも良い映画です。

★★★★☆ クリント・イーストウッドの映画に向けた姿勢

ハッピーな物語だと思って観始めてしまいました。人生に完全なハッピーもアンハッピーもない。クリント・イーストウッドの映画は、いつもそこなんですね。なんというか、でも映画なので、観る人により、感動する部分、目を背けたくなる部分、様々だと思います。私は、観終わってからこんなに心にきた映画は初めてでした。エンドロールが流れた瞬間に、涙があふれました。映画は、自分の心に共鳴するものがあるから大切になる。クリント演じるダンさんの、どうしようもない寂しさと、やるせなさと、心に刻まれた愛。人間、ふと独りになったとき、愛すべきものを探してしまう。すぐそばにあったものが、なくなってしまう気持ち。この物語は、悲劇ではなくて、生活する中で、誰もが知っている、もの哀しさを伝えている。ただ、人生の中で誰かを愛しきれたなら、それはすばらしい。最後のシーンが忘れられません。

★★★☆☆ こういう結末の一つの物語

世の中には多種多様な物語があるが、この作品には通常の映画では相容れない正負の対立要素が複数同居し、異色の内容となっている。と言っても見る者に問いかけ、考えさせるような哲学的な映画というわけではなく、社会に対して何らかの問題提起をしているわけでもない。終盤を見てそれを主題だと思う人もいるだろうが、あくまでも主人公の二人それぞれがそう考えてそう行動したというだけの物語である。それは珍しくはあるがあっても不思議ではない我々の見知らぬ日常の一つであり、だからこそ視聴後のやり切れなさや居たたまれなさは甚大である。

作品の詳細

作品名:ミリオンダラー・ベイビー
原作名:Million Dollar Baby
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ポール・ハギス
原案:F・X・トゥール
公開:アメリカ:2004年12月15日、日本:2005年5月28日
上映時間:133分
制作国:アメリカ
製作費:3000万ドル
興行収入:4400万ドル
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