究極を越え絶対死をもたらす(人間兵器) 人はヤツを「リーサル・ウェポン」と呼ぶ!!
ストーリー:ロス市警刑事のリッグス(メル・ギブソン)とマータフ(ダニー・グローヴァー)は、同僚刑事のローナ(レネ・ルッソ)がリッグスの子を身ごもっていること、マートフの娘リアンが妊娠していることを相手から知らされる。それから9ヶ月後、中国人の密入国船事件で揺れており、リッグスたちは激しい銃撃戦を繰り広げるが、乗組員たちを取り逃してしまう。彼らは事件にはチャイナタウンの犯罪王ベニー・チャン(キム・チャン)が絡んでいることを突き止めるが、そこにはさらなる黒幕として、チャイニーズ・マフィアの存在があることを知る・・・。
出演:メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、レネ・ルッソ、ジョー・ペシ、クリス・ロック、ジェット・リー、キム・チャン、スティーヴ・ケイハン、マイケル・チャウ、ダーレン・ラヴ
★★★★★ リーサル・ウェポンではない
リーサル・ウェポンシリーズの中でなぜかいちばん好き。変に丸くなってしまったリッグスの姿に失望したファンが多かったのか、公開当時もあまり良い評判は聞かれずシリーズが進むごとに悪くなってしまったとか、なぜ作ったのかという声や評が聞かれた。しかし、この中でリッグスは老いを感じており、子供ができたことに不安を隠せない普通の人になっている。そこがいい。人間不信で自殺願望だった1作目の頃から、マートフ一家やジョー・ペシ、レネ・ルッソなどの仲間や恋人ができ変わっていったのは当然のような気がする。ジョー・ペシがリッグスに聞かせる、少年時代の唯一の友達だったカエルを誤って殺してしまった話は何だかせつなくて泣ける。ラストは皆が家族だ、というところで終わり、アクション映画というよりファミリー映画になっていて、そこも不人気の原因だと思うが、なんだかほのぼのした気分になる。もはや「リーサル・ウェポン」ではないところが妙によいのだが。リッグスの着ているラインの入った上着がほしい。
★★★★☆ ラストシーンに思わずうるっときました
よかったです。今回1から4まで全部通して見て、回を追うごとによくなっていく、珍しい作品でした。「リーサルウェポン」というタイトルからはちょっとずれてきましたが、本作(=4)ラストの記念撮影には思わずうるっときてしまいました。エンドロールのスタッフ達のスナップからもこの撮影現場の楽しさが伝わって来るようでした。4作品それぞれ単品でも楽しめますが、やはり全てがつながっているので(伏線も全て回収)、1作目から見ることをお勧めします。そして本作の大団円で、何とも心地よい気持ちにさせられます。
★★★☆☆ 最後のスタッフ大集合写真まで楽しく見せてもらった。
シリーズの第1作は1987年、第2作「炎の約束」は1989年、第3作が1992年、この4作目が98年というわけで、順調につづいてきたわけだが、さすがに主演のコンビも息切れがしてきたか、本作中で「年をとった」と言っている。中国系ギャング団「蛇頭」との死闘だが、ジェット・リーの酷薄さがきわだっている。カンフーのアクションもなかなかである。刑事コンビ二人がかりでさいごにようやく倒すまで、いつもながらのスピーディな展開で見せている。ラストのハッピーな出産とそれにつづくスタッフ・キャストの紹介はそれぞれ写真つきのアルバム風な展開。常ならもうタイトルはいいよと辟易するところだが、思わず最後のスタッフ大集合写真まで楽しく見せてもらった。ヒット・シリーズの打ち上げ作品だが、4作ともリチャード・ドナー監督が手掛けている点も、このシリーズの特徴だろう。それだけに彼の愛着も一入で、それが最後の紹介タイトルとなったと思われて、ほほえましい限りである。
作品の詳細
作品名:リーサルウェポン4 |
原作名:Lethal Weapon 4 |
監督:リチャード・ドナー |
脚本:チャニング・ギブソン |
公開:アメリカ:1998年7月10日、日本:1998年8月1日 |
上映時間:127分 |
制作国:アメリカ |
製作費:1億4000万ドル |
興行収入:2億8500万ドル |
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