ファンタジー

シザーハンズ

ジョニー・デップが、心優しい人造人間を演じる、心に沁みるファンタジー・ムービーの傑作

ストーリー:丘の上の広い屋敷に年老いた発明家が住んでいた。彼はたった一人で人造人間エドワード(ジョニー・デップ)を作っていたが、完成間近に急死。エドワードはハサミの手のまま取り残されてしまった。化粧品のセールスに訪れた親切な女性が彼を見つけ、気の毒に思い彼を自宅に連れて帰った。こうしてエドワードと普通の人たちとの生活が始まる。ハサミの手で植木を切ったり、オシャレな髪形を作ったりと人気者になったエドワード。ある日、高校生の女の子に恋をしてしまった。しかしハサミの手では触れるもの全てを傷つけてしまう・・・。

出演:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト、アンソニー・マイケル・ホール、キャシー・ベイカー、アラン・アーキン

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 抱きしめ方とは

両手がハサミの男が主人公。単なるファンタジーかというと違う。少数派に理解のない社会、閉鎖的なコミュニティ、そして愛とは何かを一見ただのファンタジーとしか思えない設定、世界観を通して鋭く表現している。映画後半において、抱き合おうとするエドワードとキム・エドワードがどうして抱きしめればよいのかたじろいでいるところにキムがうまく身体を滑り込ませ、ようやく熱く抱擁となるわけである。生まれながら愛し方を知っている者などいないし、その方法は人によって様々である。共に過ごすことで深まった理解から生まれた愛の形。とても美しい映画でした。

★★★★★ 大好きな映画です

子供の頃、民放で何度か放送されましたことを憶えています。ジョニー・デップとティム・バートンといえば私はこの作品しか出てきません。この作品が最高傑作だったのではないかなと思ったりしてます。きれいな映像・人間の汚いところ・純粋な心、世間・・・ 色んなことが表現されていて、子供心に大きな印象を残したのをはっきり憶えています。植木をカットするシーンとか雪を降らせるシーンは子供ながらに感動したことを思い出します。映像が本当に美しい。ETと並んで私が子供の頃に大きな感銘を受けた映画です。

★★★★☆ 人の世に触れ何想う?

内容はティム・バートン監督得意のおとぎ話。個人的にはその世界観とジョニー・デップが好きな為、遅ればせながら観賞。前半、後半と人間の善と悪の部分が分かりやすく構成されたストーリー。そして常にその中心にいるのは未完の人造人間エドワード。ジョニデの哀愁漂う演技には吸い込まれる魅力があり、嵌るほどエドへの感情移入もまた深くなる。人造人間といえど、感情がある為人並の苦悩がある、いや、手が奇形(ハサミ)なせいかそれ以上の耐え難い仕打ちを受ける。その果てにエドが選んだ道には感動すること必至。敢えて言うならば、引き取った家族の心情をもっと深くと、エドと思い人との絡みをもう少し欲しかった。そうすれば更に感情移入できたが・・・しかし、バートン、ジョニデ、おとぎ話、いずれかが好きな方にはお薦め。★4

作品の詳細

作品名:シザーハンズ
原作名:Edward Scissorhands
監督:ティム・バートン
脚本:キャロライン・トンプソン
公開:アメリカ 1990年12月7日、日本 1991年7月13日
上映時間:105分
制作国:アメリカ
製作費:2000万ドル
興行収入:8600万ドル
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