ドラマ

ヴェロニカ・ゲリン

1996年、アイルランド・ダブリン。これは生きて愛して戦った、一人の女性記者の記録である・・・。

アイルランドの人々にとって、今もなお、”勇気の象徴”として記憶され続ける伝説のジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリンの壮絶な生きざまと、彼女の勇気が社会を目覚めさせた衝撃的な実話をスリリングに描くサスペンス・ドラマ。本作品でゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされたケイト・ブランシェットを主役に迎え、製作はハリウッドのメガヒット・プロヂューサー、ジェリー・ブラッカイマー、そして監督は『9デイズ』、『バットマン・フォーエバー』のジョエル・シュマッカー。

ストーリー:アイルランド最大の部数を誇るサンデー・インディペンデント紙の記者であるヴェロニカ・ゲリン(ケイト・ブランシェット)は、街を蝕む麻薬組織の実態を取材するため、たった一人で危険な地域へと入った。そこで目の当たりにしたのは、子供たちが麻薬の犠牲となって尊い命を落としていく現実。真のジャーナリストしての使命感に駆り立てられる彼女は、取材のタブーを一切無視し事実を伝え続ける。その記事は大きな反響を呼びメディアと世論を味方につける一方で、暗黒界の巨大麻薬組織にとっては次第に目障りな存在となっていった。ついに彼らはヴェロニカに対して銃弾による警告を開始する。しかしヴェロニカは恐怖心を抑え犯罪組織を相手に記事で戦いを挑み続けるのだった・・・。

出演:ケイト・ブランシェット、ジェラード・マクソーリー、キーラン・ハインズ、ブレンダ・フリッカー、ドン・ウィーチェリー、バリー・バーンズ、サイモン・オドリスコール、コリン・ファレル

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 現実を見つめる勇気

このストーリーは実話をもとに作成されている。一人の勇気あるアイルランドのジャーナリストの半生である。命を懸けて自分の国の社会を正すために立ち上がった、どんな脅しにも屈しなかった勇気あるジャーナリストの話である。現在日本で起こっているジャーナリズムのあり方に一投を投げかける映画である。NHKや朝日新聞の論争を見ていると、もっとほかの事に注目するのが本来のジャーナリズムではないのかと感じてしまいます。主役のケイトブランシェットは体当たりでアクションシーンを演じ、またアイルランド訛りも(ちょっとちがうような)体得した。勇気ある女性に・勇気を持ちたいと思っている女性に見ていただきたい。

★★★★☆ 悲しい結末

真実を暴こうとするヴェロニカ・ゲリンの姿には鬼気迫るものがある。ジャーナリストの真実への渇望がきっかけだったのだろう。しかし時が経つにつれ、真実の力で社会を変えようという高貴な動機へ変貌していく。偉大なジャーナリストから、偉大な人間へ成長していく彼女。そんな彼女にはハッピーエンドを迎えてほしかった。

作品の詳細

作品名:ヴェロニカ・ゲリン
原作名:Veronica Guerin
監督:ジョエル・シュマッカー
脚本:キャロル・ドイル、メアリー・アンガス・ドナヒュー
原作:キャロル・ドイル
公開:アメリカ:2003年6月8日、日本:2004年5月29日
上映時間:98分
制作国:アメリカ
製作費:1700万ドル
興行収入:9400万ドル
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