ドラマ

市民ケーン

オーソン・ウェルズ監督・主演の伝説的処女作

ストーリー:アメリカの新聞界の帝王ケーン(オーソン・ウェルズ)は壮大な邸宅の内で片手に雪景色の一軒家のあるガラス玉を握り”バラのつぼみ”という言葉を残し死んだ。次第に明らかになっていく真実。それは巨大な権力と財力を欲しいままにしながらも孤独で空虚な人生を送った一人の新聞王の姿だった・・・。

出演:オーソン・ウェルズ、ジョセフ・コットン、ドロシー・カミンゴア、エヴェレット・スローン、アグネス・ムーアヘッド、ルース・ウォリック、レイ・コリンズ、アースキン・サンフォード、ウィリアム・アランド、ポール・スチュワート、ジョージ・クールリス

視聴者の声【Amazonレビューより】

★★★★★ 凄いデビュー作

25歳のオーソン・ウェルズによるデビュー作にして最高傑作。世界映画史において最も重要な作品の一つとされる映画です。まず、通常の時間軸を解体し、様々な人物の証言から、チャールズ・フォスター・ケーンという人物像を浮き彫りにする、ウェルズとハーマン・J・マンキウイッツによる脚本が優れています(1941年アカデミー賞脚本賞)。そして、深い陰影と凝った構図の、グレッグ・トーランドによる撮影。長回しを中心とした、ウェルズによる重厚で斬新な演出。シンプルで奥深い、バーナード・ハーマンによる音楽。すべてがとてつもなく高いレベルにあります。ウェルズとジョゼフ・コットンを含め、俳優陣の多くが映画初出演ですが、生き生きとした良い演技をして画面を引き締めています。ウェルズの偉大な創造は、この作品の後も続きます。

★★★★☆ どんなひとも一人の市民に過ぎないのです

父と母の不仲。父の折檻。それを危惧しよそへ子を預ける母の冷たい横顔。迎えにきた男の尊大な態度。反抗的なチャールズの顔。与える愛はたくさんあった けれども慈しみかたが分からない。富を持ち愛を知らないことがどれだけ孤独を産むのか。見ていて終始哀れであった。当時としては斬新なカット割り、素晴らしい芝居、観終えて余韻がつづく。薔薇のつぼみ・・・スノードーム・・幼少期の思い出だけが彼に残された。最後の記者のことばに「ひとの一生をひとことで表現できるわけがない」・・・これは薔薇のつぼみだけで分かるわけがない それは巨大なパズルの一片でしかないのだ と言う意味であるが、実際は ひとこで表現できるともいえよう。望んで得られなかった愛情 心の平穏 それがバラのつぼみだった。彼はそれを追い求めて生き、死んだのだ。

作品の詳細

作品名:市民ケーン
原作名:Citizen Kane
監督:オーソン・ウェルズ
脚本:オーソン・ウェルズ、ハーマン・J・マンキウィッツ
公開:1941年9月5日
上映時間:119分
制作国:アメリカ
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