“裸のキッス”は、忌まわしいがした・・・
ストーリー:娼婦という汚れた過去を捨てて、スモール・タウンで新たな人生を歩み始めるケリー(コンスタンス・タワーズ)は、町の有力者の独身貴族グラント(マイケル・ダンテ)に見初められ、プロポーズを受ける。だが、彼は誰にも言えない倒錯的な裏面を持っていた・・・。
出演:コンスタンス・タワーズ、マイケル・ダンテ、アンソニー・アイズリー、ヴァージニア・グレイ、パッツィ・ケリー
★★★★☆ ビューティフル・ケリー!
傑作『ショック集団』に続き放たれたサミュエル・フラー監督作品です。あくまでも社会の裏側にスポットを当てながら、それでいてどこか愛情のあるまなざしを全体から感じることのできるフィルムです。『ショック集団』でもヒロインを演じたコンスタンス・タワーズ扮する主人公ケリーが人生の裏街道を歩んできたものの、人間らしい誇りと優しさをあくまでも保ち続けようとするくだりは好感が持てます。また彼女が愛情を注ぐ不幸でありつつも前向きな子供たちも愛らしくカメラのフレームに収まっています。一瞬、「フラーは暴力描写を得意とするパワフルな映像作家ではなかったのか」という迷いが脳裏をよぎります。しかし、そこは「映画は戦争だ!」と公言してはばからなかったフラー、しっかり思いもよらぬショックを用意しています。フラー一流の荒削りさとそれと同居する鋭いシンボリズムに満ちた映像は健在。前半、一部編集が凡庸になってしまったきらいがあるものの、オープニングシーンの鮮烈さや随所に見られる鋭いカメラワーク、加えて力強い人間力を備えた演出が堪能できます。
作品の詳細
| 作品名:裸のキッス |
| 原作名:The Naked Kiss |
| 監督:サミュエル・フラー |
| 脚本:サミュエル・フラー |
| 公開:1964年10月29日 |
| 上映時間:90分 |
| 制作国:アメリカ |
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