フレッド・アステア、エリノア・パウエル主演による“ブロードウェイの内幕”3部作最後の作品
ストーリー:ジョニー(フレッド・アステア)とキングはニューヨークの小さな舞踏場のダンサーであったが、2人とも桧舞台に乗出す野心に燃え、認められる機会を待っていた。ある日、有名な舞踊家クレア(エリノア・パウエル)のマネージャーをしているケイシーがここを訪れてジョニーの踊りに感心し、彼を契約するつもりだったが、ジョニーは相手を借金取と間違えたのでキングと名乗った。そのためクレアの新しいショウには、キングが相手役に選ばれることとなった・・・。
出演:フレッド・アステア、エリノア・パウエル、ジョージ・マーフィ、フランク・モーガン、イアン・ハンター、フローレンス・ライス
★★★★★ BROADWAY MELODY OF 1940
『ビギン・ザ・ビギン』をはじめ名音楽家コール・ポーターのナンバーが全5曲が流れる中、アステアとパウエルの華麗な歌と踊りに満喫した102分でした。もちらん、毎回のことですがMGMミュージカル・ダンサーたちの踊りがすばらしい!この作品はMGMミュジカルの『BROADWAY MELODY』シリーズで、1936,1938と過去2度はロバート・テイラーとパウエルの共演でした。監督やキャストは毎回違っていましたが、今作はロバート・テイラーに代わってアステアが主演男優になっています。理由としては、テイラーが1940年リリース『WATERLOO BRIDGE』で前年『風と共に去りぬ』でアカデミー主演女優賞に輝いたビビアン・リーとの共演ということが一番の理由でしょう。ということで、今作はパウエルの映画にアステアが出演したというのが正しい見方です、アステアとはこの一本だけというのは極自然のことです。パウエルは1943年に当時コロンビア映画の若手男優だったグレン・フォードと結婚しているが、この頃から専業主婦に落ち着いてしまっている。おそらくグレンからの要望があったのではないでしょうか? あれだけの魅力的な踊り(バレエ・ダンサーでもあった)を披露できるのですから永く続けてほしかったですね。残念!しかし、白黒でも映像の華麗さが浮き出ているのがわかるが、カラーだったらどんなに素敵だったか残念で止まない。
作品の詳細
| 作品名:踊るニューヨーク |
| 原作名:Broadway Melody of 1940 |
| 監督:ノーマン・タウログ |
| 脚本:レオン・ゴードン、ジョージ・オッペンハイマー |
| 公開:1940年2月9日 |
| 上映時間:102分 |
| 制作国:アメリカ |
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