ドロシー・マクガイア、ジョージ・ブレント、エセル・バリモアが主演するスリラー
ストーリー:荒涼たるニュー・イングランドのある町の町はずれに古い館が立っている。不気味なこの邸の主はウォーレン夫人(エセル・バリモア)といって、永らく病床についたままだった。言葉の不自由な娘ヘレン(ドロシー・マクガイア)が女中として雇われて来たのは1906年のことである。邸には老女主人の継子で生物学者のウォーレン教授(ジョージ・ブレント)とその女秘書ブランシュ(ロンダ・フレミング)、酒飲み家政婦オーツ夫人とその夫、看護婦のバーカー、最近欧州から帰って来たウォーレン夫人の息子スティーヴン(ゴードン・オリヴァー)が住んでいた。ヘレンは子供のころ火事になったわが家の中で両親が焼け死ぬのを目撃し、そのショックで声が出なくなっただけで、聴覚には何の異状もない。その症状に興味をひかれた若い町医者パリー(ケント・スミス)は親切にヘレンの面倒をみているうちに、何時か興味が愛情に変わってゆくのを感じていた・・・。
出演:エセル・バリモア、ジョージ・ブレント、ロンダ・フレミング、エルザ・ランチェスター、ゴードン・オリヴァー、ドロシー・マクガイア、ケント・スミス
★★★★★ 大変面白かった。
身体に障害のある若い女性を狙った連続殺人という、現在問題になっている話を当時取り上げていることにまず驚きました。登場人物の描き方がまず無駄がなく、どの人物も見ようによっては疑わしい点が良く、映画としての緩急も良いので惹き込まれました。ヒロインが口がきけない、という点がサスペンスを盛り上げて、後半は本当に怖い。電話があるけど、交通手段は馬車という時代の背景も生きていますし、今見ると味わい深いです。傑作ですね。
作品の詳細
作品名:らせん階段 |
原作名:The Spiral Staircase |
監督:ロバート・シオドマク |
脚本:メル・ディネリ |
公開:アメリカ 1946年2月7日、日本 1949年2月15日 |
上映時間:84分 |
制作国:アメリカ |
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