信頼と裏切という一般的なテーマを刑務所に持ち込んで問いかけた社会派ドラマ
ストーリー:ガールフレンドを侮辱した男を殴りつけるが、彼が死んでしまったために、青年は10年の刑に処せられて投獄された。模範囚として服役していたが、房内では脱獄騒ぎが勃発して、犯人を知っている青年は追いつめられていく・・・。
出演:ウォルター・ヒューストン、フィリップス・ホームズ、コンスタンス・カミングス、メアリードーラン、ボリス・カーロフ、アンディ・ディヴァイン
★★★★☆ 元祖・監獄暴動
ハワード・ホークスの出世作。1931年製作ですが、後の監獄暴動ものの元祖として、説教臭はあるものの、ほとんど古さを感じさせない佳作です。誤って人を殺したが、要領悪くして十年の懲役刑を食った若者(フィリップス・ホームズ)が、所長(ウォルター・ヒューストン)の温情で仮釈放になりかけたところ、刑務所内の暴動に巻き込まれ、拷問で再起不能の危機に直面します。当時の刑務所内にロケをしたような陰々滅々な描写もさることながら、ヒューストンの熱演、囚人の代表ボリス・カーロフの怪演も加わり、興趣を盛り上げます。クラシック映画の神髄ここにあり。
作品の詳細
作品名:光に叛く者 |
原作名:The Criminal Code |
監督:ハワード・ホークス |
脚本:シートン・I・ミラー、フレッド・ニブロ・Jr |
公開:1931年1月3日 |
上映時間:96分 |
制作国:アメリカ |
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